ICOCAのポイントがたまらない原因と対処法【保存版】

ICOCAのポイントがたまらない原因と対処法【保存版】

みなさんのなかには、交通系ICカードのICOCAを購入した人たちもいるはずです。ところが、決済金額に応じてポイントが付与されるとは聞いていたけれども、いざ使ってみると還元されなくて疑問を抱いている方もいるかもしれません。実際のところ、どうしてICOCAのポイントが付与されないのでしょうか?

この記事では、ICOCAのポイントがたまらない原因と対処法を解説しています。せっかくポイント還元の仕組みがあるのですから、有効活用しなければ経済的な損失です。ICOCAを登録した人たちは参考にしてみてください。

目次

ICOCAでポイントが貯まる仕組み

はじめに、ICOCAでは、JR西日本グループ共通ポイントサービス「WESTERポイント」が採用されています。JR西日本のICOCAエリアに属する列車を利用したり、一部のICOCA加盟店で電子マネーで決済すると、利用条件に応じてポイントが付与されます。

けれども、ICOCAを購入した後に「WESTER」に登録してIDを連携しないとポイントを獲得できません。まずは、WESTERポータルの会員登録ページにアクセスしてください。

WESTERポータルから引用

そして「旧J-WEST ID」を持っている場合は、「旧J-WESTネット会員の方」あるいは「J-WESTカード、SMART ICOCAをお持ちの方のWEBでの会員登録方法」のいずれかを選択してください。

WESTERポータルから引用

はじめて登録する場合は、「J-WESTカード及びSMART ICOCAをご利用の方でWEBの会員登録がお済ませでない方」あるいは「WESTER IDをお持ちでない方」のどちらかを選択して、登録作業を進めていきましょう。

ICOCAのポイントがたまらない原因

それでは、ICOCAを購入して決済を始めたのにもかかわらず、ポイントがたまらないのはどうしてなのでしょうか?

ここでは、考えられる4つの原因について紹介します。

原因1 WESTERと連携していない

第1に、上記で紹介しているWESTERと連携していないことが原因でポイントが付与されていない可能性があります。繰り返しになりますが、ICOCAだけを購入してもポイントは還元されません。その後に、WESTERポータルで会員登録を済ませて、ICOCAのIDと連携する必要があります。

とはいえ、ICOCAにポイントシステムがあると聞けば、購入とセットで申請が済んでいると勘違いするのも無理はありません。面倒な作業ではありますが、WESTERに登録した記憶のない方はサイトにアクセスしてICOCAとの連携を進めてください。

原因2 時間帯指定ポイントの条件を満たしていない

第2に、「時間帯指定ポイント」が対象とする時間やエリア内でICOCAを使っていないことが原因かもしれません

「時間帯指定ポイント」とは、特定の時間帯で利用した人に対して還元するものです。京阪神地区の一部が対象になっています。具体的には、次に挙げる2つの条件のいずれかに該当している決済に対してポイントがたまります。

時間帯指定ポイントが還元される条件

  • 条件1 平日の10時00分から17時00分の間に入場または出場された場合のご利用
  • 条件2 土曜日・日曜日・休日の終日

すなわち、平日の17時以降に鉄道をICOCAで利用している場合はポイントがたまらないので注意してください。

原因3 利用回数の条件を満たしていない

第3に、利用回数がポイント付与の条件に合致していないため、ICOCAのポイントがたまっていないと考えられます。具体的な条件に関しては、JRおでかけネットの公式サイトで次のように記載されています。

1カ月間(1日~末日)の同一運賃区間の11回目以降のご利用1回ごとに、運賃の10%のポイントがたまります。こどもICOCAご利用の場合は、小児運賃の10%のポイントがたまります。

JRおでかけネット『ポイントをためる』より引用

上記の引用に示されているとおり、利用回数が10回目のままだとポイントは付与されないのです。購入後すぐにポイントが貯まると勘違いする人もいるので注意してください。

原因4 ICOCAエリア対象外で使っている

第4に、ICOCAのポイントが付与される対象外の駅で使っていることが原因であると推察されます。すなわち、JR西日本のICOCAエリア内に指定されている駅の入場と出場をもって、はじめてポイント加算の対象となるのです。JR東海やJR東日本でICOCAを使ってもポイントはもらえないので気を付けましょう。

なお、ICOCAの加盟店以外で電子マネー決済したときも同様にポイント還元の対象になりません。同じエリアでも、ICOCマークのある店舗で買い物するようにしましょう。

ICOCAのポイントがたまらないときの対処法

以上の原因を踏まえると、ICOCAのポイントがたまらないときは次のような対処法を実行してみましょう。

方法1 WASTERポイントとICOCAを連携する

はじめに、WASTERポイントとICOCAを連携しましょう。購入時に登録した記憶がなければ、両者を連携していない可能性は高いと考えられます。具体的には、以下のサイトにアクセスして登録作業を済ませてください。

方法2 ポイント付与条件を再確認する

続いて、ICOCAにポイントが付与される条件を再確認しておきましょう。

ICOCAポイント付与条件

  • 条件1 毎月1日から月末で特定の時間帯とエリアで合計利用回数が4回目以降になった後から1回ごとの利用で運賃の10%分のポイントが付与されます。
  • 条件2 毎月1日から月末で同一運賃区間の11回目以降のご利用1回ごとに、運賃の10%のポイントがたまります。なお、こどもICOCAの場合は、小児運賃の10%のポイントを取得できます。
  • 条件3 ICOCA加盟店で決済したときにポイントが付与されます。
  • 条件4 期間限定キャンペーンに該当している場合、その規定に準じた利用のポイントが還元されます。

上記の詳細について知りたい人は公式サイトをご確認してください。

方法3 対象店舗の確認を行う

最後に、ICOCAのポイントが付与される対象の店舗かどうかをチェックしましょう。Suicaでは対象でも、ICOCAでは違うなどICカード間での条件は必ずしも一致しません。詳細に関しては、ICOCAの公式サイトで対象店舗が掲載されているので確認してみましょう。

ICOCAで効率よくポイントを貯めよう

ICOCAのポイントは購入後すぐに貯まるような仕組みになっていません。そのため、ポイント付与条件を知らないと、「決済しているのにポイントがたまらない」と勘違いをするおそれがあります。まずは本記事に加えて、公式サイトに記載されているポイントの発生条件をチェックしてください。

もし条件を正しく満たしているのにもかかわらず、ICOCAにポイントが付与されない場合は、カスタマーサポートに相談してみましょう。

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※050から始まる一部の電話番号からはお掛けいただけない場合があります。

西日本旅客鉄道株式会社公式HP『 お問い合わせ』より引用
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この記事を書いた人

IKITECH編集部は交通(電車・SUICA・新幹線・飛行機)や郵便などの生活インフラを専門領域に記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。生活インフラ分野に知見のあるライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

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