SuicaからSuicaへ送金する方法|PayPayには送れるのか?

SuicaからSuicaへ送金する方法|PayPayには送れるのか?

みなさんのなかには、自分のSuicaから他人のSuicaに残高を移動したいと考えている人たちもいるはずです。例えば、旅行中に彼氏のSuicaが足りないときに、その分を補うために送金できたら便利ですよね。実際のところ、SuicaからSuicaにお金を送ることは可能なのでしょうか?

この記事では、SuicaからSuicaへ送金する方法の有無について考察しています。また、PayPayなどの別なキャッシュレスサービスへの送金可否にも言及しているので、Suicaの残高を移動しようと考えている人たちは参考にしてみてください。

目次

SuicaからSuicaへ送金する方法

さて、特定のSuicaにチャージしている残高を別なSuicaに送金することは可能なのでしょうか?

結論から言えば、SuicaからSuicaへ直接的に送金する方法はありません。これに関しては、モバイルSuicaの公式HPでも次のように記載されています。

SF(電子マネー)を別のSuicaに移すことはできません。不要なSuicaや誤って発行したSuicaを消去したい場合、SF(電子マネー)残額の払いもどしを受けられます。ただし、所定の手数料(1枚220円)がかかりますので、残額を使い切ってから払いもどし操作いただくことをおすすめします。

モバイルSuica公式HP『SuicaのSF(電子マネー)を別のSuicaに移動できますか?』より引用

したがって、自分が所有しているSuicaの残高を家族や友人のSuicaに送ったり、だれかから自分のSuicaに電子マネーを送ってもらったりすることは技術上不可能であると言えます。

冷静に考えると、SuicaからSuicaに自由に電子マネーを送金できるようになってしまうと、ロンダリングなどの温床になってしまうおそれがありますから、今後も送金は不可能のままであると考えられます。

SuicaからPayPayに電子マネーを送れるのか?

なお、SuicaからPayPayに電子マネーを送ることは可能なのでしょうか?

これに関しては、SuicaからPayPayに残高を送金することはできません。それと同時に、PayPayでSuicaをチャージすることも不可能です。

そもそもキャッシュレス決済系のサービスは別なブランド間で送金できない仕様になっています。先ほども述べたように、マネーロンダリングなどに悪用されることを懸念しているからだと推察されます。

「PayPayカード」というクレジットカードをモバイルSuicaのオートチャージ設定で使うことは可能です。

無理やり送金する方法はある

ただし、SuicaからSuicaに間接的な方法を通じて電子マネーを無理やり送金することは可能です。

具体的な手順としては以下のとおりです。

SuicaからSuicaに間接的に送金する方法

STEP
SuicaでAmazonギフト券を購入する。

Amazonギフト券を購入するときは、移動したい金額に対して5%程度を上乗せしておくことをおすすめします。なぜなら、Amazonギフトを換金すると、手数料として5%を差し引かれるためです。

STEP
Amazonギフトの換金サービスを利用する。

Amazonギフトの規約では禁止されているものの、現金との換金してくれる外部サービスは存在しています。

STEP
換金したお金を移動先のSuicaにチャージする。

かなり手間がかかりますが、これなら現実的にSuicaからSuicaにお金を移動することができます。

しかし、ここまで時間と労力を使ってまでSuicaからSuicaに送金したい人もいないでしょう。普通に手持ちの現金をSuicaにチャージしたほうがはるかに楽です。

Suica間の送金は難しい

おそらく、SuicaとSuicaの間で残高を送金するのは今後も難しいと考えられます。これから可能性として考えられるのは、Suicaに対してマイナンバーカードなどの公的個人情報を使った本人確認が実装されて、「だれが誰に対していくら送ったのか?」という送金情報を確実に証明できる体制が整ったら、送金サービスが解禁されるかもしれません。

いずれにしても、今は仕組み的に送金できないので、特定のSuicaにチャージしたいときは現金あるいはクレカを使って、残高を増額してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IKITECH編集部は交通(電車・SUICA・新幹線・飛行機)や郵便などの生活インフラを専門領域に記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。生活インフラ分野に知見のあるライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次