自然災害などによる事故を未然に防ぐために、鉄道などの公共機関が前もって運休を告知し、告知によって実際に運休することを「計画運休」といいます。
大型の台風などの悪天候が予想される際は、新幹線のチケットを持っていても、その列車が運行されない可能性があるために、出発前には必ず最新の運行情報をチェックすることが大切です。
この記事では、計画運休が発表されるタイミングや情報の入手方法、対処方法などの情報を確実に入手して安全第一に行動する方法をお伝えします。
新幹線の計画運休はいつ決まる?
国土交通省は、計画運休・運転再開時における情報提供タイムラインのモデルケースを発表しています。新幹線の計画運休が決定されるタイミングを考えるには、国土交通省が示したタイムラインと情報提供の詳細を確認するのが先決です。
その1 計画運休の可能性を情報提供
「台風の暴風域が当該路線沿線を通過する可能性がある」などの予報の発表に伴い、「天候により運行できなくなる可能性がある」といった計画運休の可能性の情報提供を48時間前に行います。
その2 運転計画(計画運休)の詳細な情報提供(随時更新)
「台風の暴風域が当該路線沿線を通過する可能性が高い」との予報の発表に伴い、「台風〇号の接近に伴い、沿線エリアで大雨や強風が予想されるため、〇月〇日(〇) の〇時以降順次列車の運転を取り止める予定です。
なお、台風の進路等によって計画 が変わる場合がございます。最新の気象情報と列車運行情報にご注意いただきます ようお願い申し上げます。 なお、他の事業者への振替輸送を行う予定はありません。
※振替輸送を実施しない場合 「次回のお知らせは〇時頃を予定しています」といった計画運休の情報提供を24時間前に行います。
新幹線が計画運休する理由
計画運休が行われるタイミングは「事前に交通機関の大幅な乱れが予測される場合」となります。法律的な決まりは特にありませんが、下記のような理由によって計画運休が行われる場合が多くあります。
理由1 台風などの自然災害が発生する
「台風」「大雪」「大雨や防風」による影響が予想される場合、前日~数日前までに予報された悪天候に備えた対策により計画運休が行われます。
理由2 駅間で新幹線が止まるのを避ける
新幹線の駅と駅の距離はかなり長いです。例えば東海道新幹線のぞみの新横浜駅から次の名古屋駅までの営業距離は337.2㎞もあります。台風の影響により、このような長い駅間で新幹線が立ち往生することを避けるために計画運休が実行されます。
理由3 駅の滞留人口を減らす
台風が通過した後、設備点検を行って安全を確認した後でなければ新幹線は運行することができません。本数を減らすなど、限定的な本数での運行では多くの人が駅に押し寄せるため、混乱を避けるため、事前に計画運休し、駅に滞留する人口を減らす利点があります。
計画運休の発表を確認する方法
計画運休はニュースなどでも発表されますが、必要なタイミングで情報を入手するには、SNSを活用しましょう。
JR東日本の新幹線運行状況の確認
- 公式HP・・・JR東日本新幹線の運行状況
- 公式X・・・こちら
- 公式アプリ・・・こちらからアプリを入手すると新幹線の運行情報に加えて走行位置もリアルタイムで確認できます。
- LINE公式アカウント・・・「JR東日本 Chat Bot」で新幹線をMy路線に登録すると運行状況を把握できます。
東海道新幹線や北海道新幹線などの新幹線運行状況の確認
JR東日本以外の新幹線は以下に示す各社のJRサイトで確認してください。
新幹線の計画運休が決まったときの払い戻しはどうなる?
新幹線の払い戻しの方法を解説します。以下を参照して払い戻しをおこなってください。
その1 運休解除後の列車に乗る場合
新幹線の指定席券を購入していている場合、後続列車に手数料無しで後続列車に乗車可能です。後続列車の指定席に空きがない場合差額無しでグリーン車に変更可能、または指定席特急券の半額を払い戻して自由席に変更。
その2 新幹線乗車を取りやめる場合
乗車を取りやめる場合は、運賃と新幹線特急料金の全額が払い戻しになります。
その3 新幹線利用可能のトクトクきっぷの場合
トクトクきっぷなどは、商品によって払い戻しの扱いが異なります。駅窓口やJRのホームページで確認が必要です。
その4 払い戻しの方法
運休時の払い戻し手続きは出発駅の窓口で行えます。旅行会社で購入したきっぷは、JR駅で証明を受け、後日旅行会社で払い戻しを受けることになります。
ICサービスを利用している場合、列車が運休すると自動で払い戻し手続きが行われます。インターネットできっぷを予約・購入後、受取前に運休になった場合、きっぷは自動的にキャンセルされます。
切符の受け取り後に運休となった場合は、通常のきっぷと同じ扱いとなります。運休した列車の払い戻し手続きの期限は、1年間です。
新幹線が計画運休したときの対処法
新幹線の計画運休が決定した場合、かなりの悪天候が見込まれるため、その日の外出は控えるのがベストです。
どうしても計画運休が行われる日に重要な会議や用事などがある場合、24時間前には計画運休の告知がありますので、その間に先に移動をしておくという手もあります。その他に次のような対処法がありますので検討してみてください。
方法1 オンライン会議に切り替える
計画運休の告知があった場合、関係各所と連絡を取り合い、「オンライン会議」や「リモートワーク」などへと切り替え、就業体制を整えましょう。
方法2 飛行機やバスなど移動手段を変更する
どうしても仕事などで移動しなければならない場合、新幹線以外の移動手段を検討する必要があります。新幹線以外の電車(私鉄を含む)・飛行機・バス・タクシー・車など、移動手段を検討しましょう。その場合、各運航会社や道路情報などの情報を確実に入手し、悪天候を念頭に”安全を最優先”に行動するようにしましょう。
スケジュールを変更しよう
計画運休は、利用者の安全を確保するための計画です。計画運休が行われるということは、台風や大雪など災害が予見される状況にあるということです。
不要不急の外出は控えるよう、スケジュールの変更も検討しましょう!外出が必要な場合、安全を最優先にして行動するように心がけてくださいね。
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