みなさんのなかには、東京から博多まで新幹線で行こうと考えている人たちもいるかもしれません。なかには、家族や友人に話したときに、「それはかなりきついよ」と言われたことのある方もいるのではないでしょうか?
とはいえ、はじめて新幹線での移動を検討している立場からすれば、「何が辛いんだろう……」と疑問に思うこともあるでしょう。実際のところ、東京博多間の新幹線がきついと言われるのは、どうしてなのでしょうか?
この記事では、東京博多間の新幹線はきついと言われる理由を解説しています。また、博多までの快適な移動方法についても言及しているので、これから福岡に旅行する予定の人たちは参考にしてみてください。
東京〜博多の新幹線はきついと言われる理由
さて、東京から博多まで新幹線で移動するのがきついと言われるのは、なぜなのでしょうか?
その理由は大きく3つあります。
理由1 乗車時間が長い
第1に、乗車時間が長いことから「きつい」と言われることがあります。具体的に言うと、東京から博多まで新幹線で移動すると、約5時間かかります。朝早い便ならともかく、お昼過ぎの飛行機に乗ったら到着するのは夜なので、1日がすぐに終わってしまうのもつらいと言えるかもしれません。
実際、5時間も新幹線に乗っていたら暇を持て余す人たちもいます。事実、Google検索では「東京 博多 新幹線 暇つぶし」というキーワードが関連でサジェストされており、乗客たちのちょっとしたストレスになっているとも考えられます。その意味では、新幹線内での過ごし方をあらかじめ決めておくことをおすすめします。
理由2 座席のスペースが限られている
第2に、座席のスペースが限られているため、不快感を感じるおそれがあります。やはり、5時間という長時間の移動で新幹線の座席1台分の空間では身体的にも負担が大きくなることが予想されます。
特に、体格の良い方や足の長い方にとっては、座席の狭さは大きなストレスとなります。例えば、前の座席との間隔(シートピッチ)が狭いと、足を伸ばすことができず、膝や腰に負担がかかります。また、横幅も限られているため、隣の乗客との距離が近いと窮屈に感じてしまうでしょう。
さらに、荷物を足元に置くと、さらにスペースが狭くなり、快適性が損なわれます。大きな荷物を持っている場合は、デッキの荷物置き場を利用することをおすすめしますが、満席の場合は置く場所に困ってしまうこともあります。
このように、座席のスペースの制約は、長時間の移動において身体的な不快感だけでなく、精神的なストレスにもつながる可能性があります。そのため、できる限り荷物を少なくしたり、グリーン車を利用するなど、少しでも快適に過ごせる工夫をすることをおすすめします。
理由3 座りっぱなしで肉体的に疲労がたまる
第3に、長時間座りっぱなしになりがちなので肉体的にも疲労が溜まるでしょう。
特に、水分を取らずに同じ姿勢のまま動かないでいると、エコノミー症候群(深部静脈血栓症)のリスクが高まるので注意してください。これは、長時間同じ姿勢でいることによって、足の血流が悪くなり、血栓ができやすくなる病気です。飛行機のエコノミークラスでよく問題になりますが、新幹線でも長時間座りっぱなしの場合は注意が必要です。
また、同じ姿勢を続けることで、首や肩、腰などの筋肉が凝り固まり、痛みを感じることもあります。特に、窓側の席で景色を見続けていると、首に負担がかかりやすくなります。さらに、長時間の移動では、乾燥した車内環境も体調に影響を与える可能性があります。空気が乾燥していると、喉が痛くなったり、肌が乾燥したりすることがあります。
東京博多間を快適に移動する方法
それでは、新幹線以外に東京博多間を快適に移動するには、どうしたらよいのでしょうか?
結論から言えば、飛行機で移動することをおすすめします。LLCなどの格安航空を利用すれば、交通費を安く抑えることが可能です。また、ANAやJALなどの航空会社を利用すれば、快適な空の旅を送れることでしょう。実際、飛行機で移動すると、移動時間も時間と効率的です。
具体的に言うと、東京から福岡まで飛行機で行った場合、およそ2時間かかります。福岡空港から博多まで電車などで移動するには30分程度の時間が必要です。それぞれを合計しても2時間半なので、飛行機と比較しても半分の時間で東京博多間を移動できるわけです。
出張にしても、観光にしても、時間に余裕ができるので、ゆっくりと休むこともできるはずです。以上のことからも、東京と博多を素早く移動するには、飛行機を使うのが最もよいと言えるでしょう。
東京〜博多の新幹線に乗る時の注意点
なお、飛行機が苦手だったり、新幹線で長距離の移動を楽しんだりする際には、注意すべきことがいくつかあります。ここでは、気をつけたほうがよいことを複数の視点で紹介します。
東京〜博多の新幹線に乗る時の注意点
- 体調を整えておく: 長時間移動に備え、前日は十分な睡眠を取り、体調を万全にしておきましょう。乗り物酔いしやすい方は、乗車前に酔い止め薬を服用するなど、対策を講じておきましょう。
- 座席を確保する: 指定席を予約し、確実に座れるように手配しておきましょう。特に繁忙期は早めの予約が肝心です。窓側・通路側など、好みの座席を指定できる場合は、積極的に指定しましょう。
- 荷物を整理する: 大きな荷物は事前に宅配便で送るか、車内の荷物置き場を有効活用しましょう。足元に荷物を置かないように、荷物を整理し、身軽な状態で乗車しましょう。特大荷物(3辺の合計が160cm超250cm以内)を持ち込む場合は、「特大荷物スペースつき座席」を事前に予約することを忘れないようにしましょう。
- 飲食物を準備する: 好みの飲み物や食べ物を事前に購入しておきましょう。車内販売もありますが、好みのものがない場合や、アレルギー・食事制限がある場合は、特に持参することをお勧めします。
- 服装を選ぶ: 長時間同じ姿勢で過ごすことを考慮し、ゆったりとした楽な服装を選びましょう。温度調節ができるように、羽織るものを持参すると重宝します。
- 暇つぶしを用意する: 約5時間の移動時間を有効活用するため、本、雑誌、音楽プレーヤー、携帯ゲーム機など、自分に合った暇つぶしグッズを用意しておきましょう。車内Wi-Fiサービスが利用できる場合は、事前に確認しておくと良いでしょう。
- トイレの位置を確認する: 乗車後、早めにトイレの位置を確認しておきましょう。必要な時にすぐに行けるように、場所を把握しておくことが大切です。
- 乗り換えを確認する: 博多駅で他の交通機関に乗り換える場合は、乗り換え時間と乗り場を事前に調べておきましょう。スムーズな乗り換えができるように、情報を収集しておきましょう。
- 切符を管理する: 切符を紛失しないように、大切に保管しましょう。乗り換え改札や出口改札で必要になりますので、すぐに取り出せる場所に保管しておくと便利です。
- 非常時を想定する: 万が一、列車内で急病人が出た場合や、災害が発生した場合は、乗務員の指示に従い、落ち着いて行動するように心掛けておきましょう。
これらの点を意識して行動することで、東京~博多間の新幹線移動がより快適なものになるはずです。
飛行機を使うのがよい
新幹線に乗るのが好きならまだしも、長距離及び長時間の移動によるストレスを避けたいならば、飛行機を使うことをおすすめします。「時は金なり」という金言があるように、時間は命であり、その分を有効活用することで価値的な過ごし方を見出すことができるでしょう。
実際、飛行機を使えば半分の負担で済みますから、特別な理由がないなら、東京から博多、あるいは博多から東京の移動手段として新幹線を選択するのは経済的にもベストな選択肢とは言い難いと思います。とはいえ、駅弁やお酒を買ってゆっくり車窓から景色を楽しむのも旅の醍醐味です。
優先する価値は人によって異なりますが、スマートな旅を検討しているならば、LCCなどの格安航空を活用することを推奨します。
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