ICOCAは東京で使えるのか?チャージの可否と使えない時の対処法

ICOCAは東京で使えるのか?チャージの可否と使えない時の対処法

交通系ICカードは各地域ごとに発行されています。ICOCAはJR西日本が発行しているものであり、関西圏では馴染みのあるサービスです。しかしながら、大阪や兵庫などの関連エリアでしか使ったことのない人たちからすれば、東京での使用可否は気になりますよね。実際のところ、東京でもICOCAは機能するのでしょうか?

この記事では、「ICOCAは東京で使えるのか?」という疑問について考察しています。また、東京でのチャージ可否や使えないときの対処法も解説しているので、ICOCAを利用している人たちは参考にしてみてください。

目次

ICOCAは東京で使えるか?

さて、ICOCAは東京でも使用できるのでしょうか?

結論から言えば、ICOCAは東京でも問題なく利用できます。2013年3月に交通系ICカードの全国相互利用サービスが導入されてから現在に至るまで、ICOCAは日本全国でICカードの決済機能を搭載している場所ならどこでも、鉄道の利用や買い物の決済に使用できるようになっています。

これに関しては、JRおでかけネットのページでも次のように記載されています。

今、お持ちのICOCA1枚で、ICOCAエリアはもちろん、Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、PiTaPa、はやかけん、nimoca、SUGOCAの各エリアでも鉄道・バスなどでご利用OK!
※こどもICOCAでご乗車の場合、各エリアともこどもの運賃が適用されます。

JRおでかけネット『ご利用可能エリア』より引用

以上のことからも、Suicaを発行する必要はないので、観光や出張で東京に行く予定の人たちはICOCAをそのまま持っていくことをおすすめします。なお、両者を比較検討したいという人たちは以下の記事をご覧ください。

東京でICOCAを使えない路線や駅一覧

なお、東京の路線でICOCAが例外的に使用できない場所はあるのでしょうか?

原則として、東京都内で交通系ICカードの読み取り機が設置されている場所ならICOCAが使えない路線や駅はないと言ってよいでしょう。キャッシュレス化の流れは大都市圏を中心に進んでいることもあって、交通系ICカードで決済できないほうが珍しいという状況になりつつあります。

ただし、ケーブルカー、小型フェリーなどでは、ICOCAを含む交通系ICカードが利用不可の場合はあります。当然、ICOCAだけでなく、SuicaやPASMOなど他のICカードも使えない場合があるため、事前に確認しておきましょう。

東京でICOCAはチャージできるのか?

なお、東京でICOCAをチャージすることは可能なのでしょうか?

東京でもSuicaやPASMOと同じように、ICOCAを駅構内やコンビニで気軽にチャージできます。具体的には、次に挙げる場所で残高を追加できます。

東京でICOCAをチャージできる場所

  • JR東日本の駅構内に設置されたチャージ機
  • 東京メトロや都営地下鉄の券売機
  • コンビニエンスストア(例:セブンイレブン、ローソンなど)

ICOCAはセブン銀行のATMに対応しているので、都内ならどこでもチャージできる環境が整っていると言えるでしょう。

ただし、SMART ICOCAのクイックチャージでは東京では利用できないので注意してください。

ICOCAを使えないときの対処法

なお、東京でICOCAが使えない場面があったときは、どのように対応すればよいのでしょうか?

ここでは、代表的な2つの対処法を説明していきます。

方法1 現金を持参する

第1に、いざという時のために現金を持参しておきましょう。いうまでもなく、現金は基本的にどんな決済にも対応している万能アイテムです。ICOCAが利用できない場所でも現金が使えないことはほとんどないと言ってよいでしょう。

観光地やローカルエリアでは、キャッシュレス決済に対応していない場所もあるので、少額でも持っておくべきです。駅で切符を購入するときには現金も使えますから、ICOCAの代替手段としては現金が最も活用できると言えます。

方法2 クレカやPayPayを使う

第2に、クレカやPayPayなどの別なキャッシュレス決済の手段を講じましょう。交通系ICカードによる決済に対応していなかったとしても、都内ではクレジットカードやPayPayなら対応しているところは多くなっています。モバイルで完結させることも可能ですから、スマホひとつで支払いできる環境を整えておくとスマートに対応できますよ。


交通IC系カードは原則どこでも使える

交通系ICカードの全国相互利用サービスのおかげで、ICOCAをはじめとする主要なICカードは、ほぼ全国で使えるようになっています。この仕組みのおかげで、旅先ごとに新しいICカードを購入する必要がないので非常に便利です。さらにお店でのお買い物に使用できるので、財布を出さずにスムーズにお会計ができ、ますます便利になっています。

もちろん、ICカードそれ自体に対応していない場所では、ICOCAもSuicaも利用できません。それもまた全国各地同様の話です。ただ、今後はそのような場所は少しずつなくなっていくと考えられます。

すなわち、スマホひとつで、いつどこにいても交通も、買い物も全部の支払いが完結する時代になっていきます。交通系ICカードの垣根もほとんどないに等しいですから、思っているよりも近い将来の話になるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IKITECH編集部は交通(電車・SUICA・新幹線・飛行機)や郵便などの生活インフラを専門領域に記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。生活インフラ分野に知見のあるライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次