【新幹線】リクライニングの倒しすぎはどれくらい?無言で倒す是非や注意点

【新幹線】リクライニングの倒しすぎはどれくらい?無言で倒す是非や注意点

新幹線でリクライニングを使う際に、倒す角度について気になる方もいるはずです。後ろの席に座っている人の性格次第では、トラブルになりかねないので、ある程度の方針を決めておきたいですよね。実際のところ、「倒しすぎ」と判断されるのは、どのくらいなのでしょうか?

この記事では、「新幹線でリクライニングの倒し過ぎはどれくらいなのか?」という疑問について考察しています。また、無言で倒す是非や利用上の注意点にも言及しているので、これから新幹線に乗る予定の人たちは参考にしてみてください。

目次

【新幹線】リクライニングの倒しすぎはどれくらい?

さて、新幹線でリクライニングシートを倒す時、後ろの席に座っている人から「倒し過ぎ」と判断されるのは、どれくらいなのでしょうか?

結論から言えば、「何度以上が倒しすぎである」という客観的な評価基準はありません。あくまでも、シートを倒したときに相手が不快感を感じるかどうかの主観的な問題であると言えます。その意味では、シートを急に倒した衝撃でテーブルの上に置いてある飲み物がこぼれるなどのトラブルが起きない限り、「倒しすぎ」と訝しがられる可能性は少ないわけです。あくまでも、倒し方が過度かどうかの判断基準になると言えるでしょう。

なお、快適さという観点から考えてみると、一般的には、新幹線の普通席で利用可能なリクライニングの角度は最大約20度、グリーン車では約25〜31度程度に設定されています。グランクラスともなると最大約45度までのリクライニングが可能となっています。早稲田大学石田研究室の『リクライニングシート着座時における快適性の評価』という論文によれば、男性は30度、女性は20度が最も快適に感じるという研究結果が出ています。

リクライニングは無言で倒してもよいのか?

新幹線に乗るマナーとして、リクライニングは無言で倒してもよいものなのでしょうか?

当然ながら、後ろの人の状況を考えて、席を倒すときは可能な限り声をかけたほうがよいと言えます。というのも、後ろの人が座席に装着されているテーブルを使っている場合、リクライニングシートを急に倒すと置いてものが落ちるといった問題が起きる可能性があるからです。

「乗り物ニュース」が2019年に実施したアンケートによると、新幹線「のぞみ」の普通席利用者の93.4%が背もたれを倒すと回答しており、そのうち、後ろの席に人がいる場合に「声をかけない」と答えた人は40.4%、次いで「ある程度以上、大きく倒すときだけ声をかける」32.7%、「倒す量にかかわらず声をかける」26.9%とのアンケート結果が出ています。

声をかけない理由としては、「そうやってリクライニングできるよう作られているものだから」・「後ろの席の人に注意してゆっくり倒すから」・「少ししか倒さないから」・「そうしたルールやマナーはないから」などが挙げられる一方で、現実にリクライニングを原因とする問題を耳にすることは多々あると思います。

JR東海は、ある取材で「リクライニングのご利用に関して、具体的なルールなどは設定しておりませんが、ご利用の際は、後ろのお客様の様子にご留意いただくようご理解とご協力をお願いしております。快適な車内環境づくりにご理解ご協力をお願いいたします」と述べています。

また新幹線から少し離れますが、海外における飛行機でも、リクライニングの問題は様々な議論がなされています。

ある航空会社の現役CAの方が、「シートを倒したい人にはその権利がある。それについて誰も異議を唱えることはできない」と発言していますが、これに対して、あるエチケット講師は「気兼ねなく座席を倒せるのは、後ろに誰もいない場合や後ろが小さな子供の場合で、倒してもさほど迷惑にならないケース」との意見もあり、どちらが正しいとは言い切れません。

これらの事を踏まえてみて、やはり不要な争いを避けるためにも、最低限の配慮は必要だろうと考えます。せっかくの快適な移動を嫌な思い出にしないためにも、座席を倒す際には後ろの状況に配慮し、ゆっくり倒すのが無難であると言えます。またテーブルで食事中や、パソコンでの作業中であったりと、倒しても良いものか判断に迷う場合であれば声をかけることも必要となってきます。

リクライニングを倒すときの声の掛け方

それでは、リクライニングを倒す時には、どのように声をかけるべきなのでしょうか?

特段難しく考えたり、長ったらしく説明する必要はありません。「すみません、少し倒します」と一声かけるだけで十分でしょう。声をかけられるのをうっとうしく感じる人や、逆に無言で座席を倒されることに腹を立てる人もいることを考えると短く簡潔に伝えたほうがよいです。

可能であれば機械的に伝えるのではなく、表情や言葉の抑揚に気をつけることで、相手に不快に感じさせることも少なくなるでしょう。最近では訪日外国人も増えており言葉が通じないケースも多々ありますが、言葉が通じなくとも表情や目配せだけでも、相手への配慮は伝わるはずです。

座席を倒す権利は勿論ありますが、声を掛けたのだから座席を倒して当然という気持ちではなく、相手への配慮の気持ちを乗せて声をかけましょう。改めて、説明するまでもないのですが、迷ったときに参考にしてみてください。

リクライニングを倒すときの注意点

なお、リクライニングを倒すときには、それなりに意識したほうがよいことがいくつかあります。

注意1 後ろの状況を確認する

第1に、座席を倒す前に、後ろの人がテーブルに飲食物やノートパソコンを置いていないかなど確認してから倒すことをおすすめします。

実際に、ノートパソコンを開いた状態で座席を倒すと挟まれた衝撃で破損するなんてこも起こりかねません。飲み物が溢れて洋服が汚れてしまったりと金銭を要求されるようなトラブルになりかねません。他にも座席とテーブルの間に子供がふざけて、入り込みケガに繋がる可能性もあります。

注意2 ゆっくり倒す

第2に、リクライニングを利用するときは、ゆっくり倒しましょう。繰り返しになりますが、勢いよく倒すと、その衝撃で後ろの人が使っているテーブルからものが落ちてしまうおそれがあります。コーヒーなどの飲料水が溢れてスーツにつくなどの問題が起きれば、揉め事に発展するかもしれません。

「すみません。席を倒します」と一言声をかえて、倒すスピードをゆっくりにするだけで問題を回避できるのですから、やらない理由はありませよね。

注意3 後に人がいない時に倒しておく

第3に、なるべく後ろに人がいないタイミングを見計らい、席を倒しておきましょう。10〜15度程度倒してある状態であれば、そこまで座る際にも邪魔にはならず圧迫感も感じさせないでしょう。予め倒しておくことで、飲み物を溢したり、パソコンを壊してしまうといったトラブルも回避できる可能性が高くなります。

万が一、このように配慮していても後ろの人が文句を言ってくることも考えられます。しかし早い段階で車掌へ相談することで、問題の解決を早々に終えて、快適な移動時間を少しでも長く確保出来ることに繋がるでしょう。状況にもよりますが、空席や調整席などに席を移動させてくれる場合もあるため、個人間での解決が難しいと感じた場合には、我慢せず一度相談してみましょう。

急に倒さないように心がけよう

不要なトラブルを避けるためにも、相手への配慮を以って、席を倒す際には慎重に行いましょう。物理的に席を早く倒しすぎないよう気をつけるのは勿論のこと、周りの状況なども落ち着いて把握した上で座席を倒すことで、皆んなが共に快適な新幹線での移動を過ごせることに繋がります。

ルールはなくても、倒す人も倒される人もお互いの状況を考慮すれば、トラブルは起きません。しかし、他人と乗り合う新幹線では、必ずしも配慮し合える関係が成立するわけではないですから、自分から気にかけておいたほうが得策です。万が一、トラブルが起きたときは他の乗客に迷惑にならないよう車掌などに速やかに相談してください。

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