LUUP(ループ)は、電動キックボードや電動アシスト自転車を好きなポートで借りて返せる便利なシェアサービスです。友達や家族と一緒に利用したい場合、「一人のスマホで2台借りられないか?」あるいは「自分名義で複数アカウントを作れないか?」と考える方もいるでしょう。
本記事では、その疑問に公式情報をもとに答え、LUUPで2台同時利用や複数アカウント所持が可能かどうかを解説します。結論を先に述べると、1人が同時に借りられるのは1台までで、複数アカウントの所持も認められていません。以下でその理由と対策を詳しく説明し、安心・安全にLUUPを活用するポイントも紹介します。
ループ(LUUP)を2台借りる方法はある?
LUUPでは一人のアカウントで2台同時にレンタルすることはできません。 LUUP公式ヘルプにも「同時にご利用いただける台数は1台のみ」と明記されています。これはドコモ・バイクシェアなど他社のシェアサイクルでも同様で、1つのIDで複数台を同時利用することはできず、利用者一人につき1台が基本です。つまり、友人と2人で乗りたい場合はそれぞれが自分のスマホで別々に1台ずつ借りる必要があります。
では、なぜ1人1台の制限があるのでしょうか。大きな理由は安全と法令順守のためです。LUUPの電動キックボードは道路交通法上「特定小型原動機付自転車」に分類され、運転には利用者ごとに条件があります。利用者各自がアプリで本人確認書類を登録し、交通ルールテストに満点合格することが必要であり、16歳以上であれば免許不要ですが、この手続きを経なければ乗れません。
一人で2台を借りてしまうと、もう一方の車両に乗る人がこの条件を満たさずに運転する恐れがあります。実際、16歳未満の者の運転や、16歳未満の者へ電動キックボードを貸す行為は法律で禁止されており、違反すれば罰則の対象です。したがって、LUUP運営側も、不特定の同乗者が安全要件を満たさないまま乗ってしまう事態を防ぐため、1人につき1台に制限していると考えられます。
加えて、LUUPではアプリ上で1台の車両を解錠中は他の車両を追加で借りる操作自体ができない仕様になっています。そのため、どうしても友人と同時に利用したい場合は友人自身がLUUPの会員登録を行い、別のアカウントで1台借りる必要があります。この際、まだ友人がLUUP未登録であれば、あなたの招待コードを使って登録してもらうと双方にお得なクーポンがもらえます。
具体的には、新規ユーザーである友人が招待コードを入力して初回ライドを開始すると友人の初回30分が無料になり、さらに友人の初回利用完了後にあなたにも30分無料クーポンが付与される仕組みです。公式でも友だち招待キャンペーンを常時行っており、上手に活用すれば2人ともお得にLUUPを楽しめます。
なお、友人がクレジットカードを持っていない場合について注意点があります。LUUPの支払い登録では本人名義のクレジットカードが必要であり、他人名義のカードは登録できません。例えば「友人のアカウントに自分のカードを登録して支払う」といったことはシステム上できないようになっています。
未成年の方などでクレジットカードを持っていない場合、デビットカードやプリペイドカードが使えるか試す方法もありますが、事前に用意しておくのが無難です。スムーズに2人で利用するためにも、各自が事前に支払い方法を含め登録準備を整えておきましょう。
ループで複数アカウントを持つ方法はあるのか?
一人の利用者がLUUPで複数のアカウントを所持することはできません。 現在のLUUP利用規約や運用上、1人につき1アカウントが原則となっています。
たとえ別の電話番号や別のクレジットカードを用意して形式的に2つ目のアカウントを作ったとしても、同一人物による複数アカウントの利用は不正とみなされる可能性が高いです。
LUUPの利用規約では、不正利用に該当する行為として「過去にサービス利用停止となった者が再度登録を行った場合」や「本人以外の名義情報で登録した場合」などが挙げられており、発覚すれば予告なくサービス利用停止や登録抹消ができる旨が定められています。
要するに、一度退会したり利用停止処分を受けたりした人が別アカウントで再利用することや、他人の免許証・本人確認書類を使って新たにアカウントを作ることは規約違反だということです。同一人物が複数アカウントを持つ行為も、これら規約に抵触すると考えられるため避けるべきでしょう。
また、運営上も一人が二重に会員登録するメリットはなく、むしろ不正クーポン取得や責任の所在不明瞭化につながるため許容していないと考えられます。仮に別アカウントを作って自分で招待コードを使いあうような行為も、不自然な利用履歴としてチェックされる可能性があります。
LUUPに限らず多くのシェアリングサービスで「一人一アカウント」は基本なので、安心してサービスを利用するためにもルールに沿った使い方を心がけましょう。
まとめ:事前準備しておこう
LUUPで2台同時利用する裏技はなく、複数アカウント作成も規約違反となるため、一緒に利用したい相手とは事前に準備をして臨みましょう。
改めて整理すると、1人につき同時に借りられるのは1台まで。友人や家族と乗りたい場合はそれぞれが自分のスマホでアカウント登録を行い、それぞれ1台ずつレンタルする必要があります。
各自が年齢要件(16歳以上)や交通ルールテスト合格などの利用条件を満たしていることも確認しておきましょう。特に電動キックボードの場合、法律で定められたルールを守ることが重要です。未成年者への貸し借りは禁止されていますし、交通ルールを知らないまま乗るのは大変危険です。お互いに安全運転の知識を共有してから利用することをおすすめします。
また、各自の支払い手段も忘れずに準備してください。LUUPでは本人名義のクレジットカード登録が基本となるため、同行者がクレジットカードを持っていない場合は事前にデビットカードを作るなど対策が必要です。現地で「あれ、このカード使えない…」とならないよう、事前にアプリ内で決済登録が完了しているか確認しておきましょう。
最後に、友人紹介クーポンの活用もお忘れなく。まだLUUP未体験の方同士であれば、招待コードの入力で初回ライドが30分無料になる上、招待した側も後日クーポンを獲得できます。公式が提供するお得な仕組みなので、是非とも事前に招待コードを共有してお得にスタートしてください。
以上の準備を済ませておけば、当日はスムーズにそれぞれのLUUP車両を借りて、二人で快適に移動を楽しめるでしょう。ルールとマナーを守って、安全第一でLUUPを活用してください。
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