えきねっとで今繋がらない不具合が起きた原因と対処法

えきねっとで今繋がらない不具合が起きた原因と対処法

みなさんの中には、えきねっとにアクセスしているのに繋がらなくて困っている人たちもいるはずです。切符を予約しなければいけないのにログインできないと焦りますよね。この記事では、えきねっとにアクセスできない不具合が起きた原因と対処法を解説しています。

目次

えきねっとで今繋がらない不具合が起きた原因

えきねっとにアクセスできない状況には、いくつかの代表的な原因が考えられます。

ここでは、えきねっとが繋がらない主な原因を3つ説明します。

原因1: 予約開始時のアクセス集中でサーバー障害が発生

新幹線や特急の予約開始直後はアクセスが殺到し、えきねっとに繋がりにくくなることがあります。例えば、大型連休(ゴールデンウィーク)前の指定券発売開始日に、多くの利用者が一斉に予約サイトにアクセスしたため、サイトが非常に重くなり接続障害が起きました。

2022年4月13日には、東北新幹線の運転再開に伴う指定券発売開始が午前5時から行われ、同年のゴールデンウィーク期間の切符も含まれていたことからアクセスが集中し、えきねっとが朝から繋がらない状態になったのです。

こうしたアクセス過多によるサーバーダウンは、人気の割引セール時にも発生します。実際、JR東日本が2025年5月に実施した新幹線eチケットのタイムセールでも、発売開始直後の早朝5時台に申し込みが殺到し、一時えきねっとサイトがつながりにくくなったと公式に報告されています。

このように予約解禁直後の時間帯はサーバーに負荷がかかりやすく、システムエラーや応答遅延が起こってしまうことが原因の一つです。

原因2: 夜間の定期メンテナンスによるサービス停止

えきねっとは毎日深夜に定期メンテナンス時間が設定されており、その時間帯はサービス自体が停止します。つまり、深夜から早朝にかけてはシステムが稼働しておらず、アクセスしても繋がらない仕様になっています。

JR東日本の公式案内によれば、毎日23時50分~0時10分と1時50分~5時00分が定例のシステムメンテナンス時間帯で、この間は予約の申込や変更、切符の受取など一切の操作ができません。

そのため、例えば午前2時など深夜帯にえきねっとにアクセスしようとしても、それはメンテナンス中である可能性が高く、接続できないのは正常な状況です。

加えて、月数回程度の臨時メンテナンスが行われる場合もあり、その際も同様にサービスが停止します。システムメンテナンス中であることが原因の場合、ユーザー側で不具合を疑っても実は予定された停止時間であるケースがあります。

原因3: 突発的な通信障害・システムトラブル

予期せぬシステムトラブルや通信障害によってえきねっとが繋がらなくなる場合があります。これは計画的なメンテナンスではなく、サーバー機器の故障やネットワークの不調、想定外のシステム不具合などによりサービスが一時停止してしまうケースです。

JR東日本の公式Q&Aでも、「通信障害・システムトラブルにより『えきねっと』のサービス提供を中断することがあります」と明記されています。

実際に、過去には、突然のサーバートラブルでサイト全体が閲覧不能になったり、ログインや決済ができなくなった事例も報告されています。こうした突発的な障害の場合、ユーザー側で原因を取り除くことは困難であり、一時的にサービス再開を待つしかない状況となります。

えきねっとが繋がらないときの対処法

以上の原因を踏まえ、ここからはえきねっとに繋がらない場合の具体的な対処法を3つ紹介します。原因に応じた適切な対応策を取ることで、無駄な時間を減らし、必要な予約を逃さずに済むでしょう。

方法1: 自身の通信環境・設定を確認して問題の切り分けを行う

まず最初に行うべきは、自分のデバイスや通信環境に問題がないか確認することです。えきねっと側の障害ではなく、ご自身の環境に原因があるケースもゼロではありません。

以下の点をチェックしてみましょう。

えきねっと 基本トラブルシュート 接続/ブラウザ/キャッシュ

※ まずは下記の基本対応を試してください。改善しない場合はパズル認証表や障害時の対応表の手順へ。

項目 要旨 解説 参考
インターネット接続状況の確認 Wi-Fi/モバイル回線確認。 端末がオンラインかを確認。Wi-Fiの不安定さが疑われる場合はモバイルデータ通信に切替、または別回線で再試行。機内モードや圏外でないかもチェック。
利用ブラウザやアプリの状態 再起動/別ブラウザ。 ブラウザを一度閉じて再起動、改善しなければ別ブラウザでアクセス。スマホアプリ版は最新バージョンへ更新し、アプリを再起動してから再試行。
キャッシュのクリア キャッシュ/Cookie削除。 表示エラーは古いキャッシュやCookieが原因のことも。設定からキャッシュとCookieを削除し、ブラウザを再起動して再アクセス。ログイン情報の再入力に備えてID/パスは控えておく。

これらの確認によって、自分の端末側の問題でないことが明らかになれば、えきねっと側に原因がある可能性が高まります。

逆に、自分のネット接続の不具合でアクセスできなかった場合は、上記の見直しにより問題が解消することもあります。まずはユーザー側の原因を切り分けることが、的確な対処の第一歩です。

方法2: サーバー側の障害時は時間をおいて再アクセスする

自分の環境に問題がなさそうな場合、えきねっと側で障害やメンテナンスが発生している可能性があります。その際の基本的な対処法は、時間をおいて再度アクセスを試みることです。原因に応じて具体的には次のような対応が有効です。

えきねっと メンテナンス・混雑時の対処 停止時間/アクセス集中

※ 深夜帯の定期メンテナンスやアクセス集中時は、ユーザー側でできる対応が限られます。下記を確認のうえ、時間をおいて再試行してください。

項目 要旨 解説 参考
メンテナンス終了まで待つ 深夜は毎日停止。 深夜の午前1時台〜4時台は毎日サービス停止時間。再開後(目安5時過ぎ)に改めて接続する。公式案内の停止時間外であれば通常どおり利用可能。 secure.okbiz.jp
混雑の緩和を待つ 少し時間を空ける。 セール開始直後や予約解禁直後はアクセス集中で繋がりにくい。数十分〜数時間で負荷が下がることが多く、連続リロードより間隔をあけて再試行が有効。大量アクセス時は公式サイトにお詫び表示が掲出されることも。 media.jreast.co.jp

以上のように、原因がシステム側にある場合はユーザーにできることが限られるため、時間を置くのが賢明です。ただし、予約開始直後の限られた席を争う場面では待つこと自体が難しい場合もあります。その場合は次に述べる別手段の利用も検討してください。

方法3: 別の手段(駅窓口・券売機等)で予約・購入を行う

どうしてもサイトに繋がらない状況が続く場合や、緊急で予約を確保しなければならない場合は、インターネット以外の手段で切符の手配を行うことを検討しましょう

JR東日本も公式に「お急ぎのお客さまは駅の指定席券売機・みどりの窓口にてお求めください」と案内しています。駅の窓口(みどりの窓口)や指定席券売機であれば、駅係員や専用端末を通じて直接予約を取ることが可能です。

実際、過去にえきねっとがシステムダウンした際も、駅の有人窓口や券売機では問題なく予約ができたとの報告があります。ネット経由に固執せず、現地での購入という選択肢も活用しましょう。

ただし、この方法を取る際に注意したいのは、えきねっと限定の割引や特典が適用できない点です。えきねっと経由での予約が中断している場合、その間は各種割引サービスやポイント利用ができず、結果として通常価格で購入することになります。例えば「えきねっと特典」で割引になるはずだった切符も、駅窓口で買えば割引なしの料金となります。

したがって、どうしても急ぎの場合の最後の手段として利用し、後日えきねっとが復旧したらポイントで払い戻しできるか確認するなどフォローすると良いでしょう。いざというときは無理にサイトに固執せず、駅での購入も活用して大事な移動手段を確保してください。

えきねっとの不具合時は公式情報をチェックしよう

えきねっとが繋がらないとき、まず大切なのは公式の情報源を確認することです。SNS上では様々な憶測が飛び交うことがありますが、信頼できる情報かどうか判断がつかないものも多くあります。不確かな情報に振り回されないためにも、公式発表をチェックして現状を把握しましょう。

JR東日本では、システム障害や重要なお知らせがある場合に公式サイトの「お知らせ」ページや公式Xアカウントなどで情報を発信します。実際、大規模なアクセス障害が起きた際には、後になって公式サイト上で原因の説明とお詫びが掲載されたり、次回以降の対策が発表された例があります。

また、リアルタイムの情報はえきねっと公式X(ツイッター)でも提供されることがあり、「○時頃より繋がりにくい状況となっておりましたが現在復旧しました」といった投稿が行われたケースもあります。まずはこうした公式発表を確認し、「現在障害が発生している」「復旧見込みは○○」などの情報を得ることが肝心です。

一方で、障害発生時にはデマ情報や悪質なフィッシングも発生しやすい点に注意が必要です。JR東日本は、「えきねっと」をかたる偽メールやSMSで利用者を偽サイトに誘導し、個人情報を盗み取ろうとする詐欺行為が確認されているとして注意喚起しています。

まとめ:偽情報に騙されないで!

えきねっとが繋がらない原因としては、「アクセス集中によるサーバー過負荷」「深夜の定期メンテナンス」「突発的なシステム障害」などが挙げられます。それぞれの場合に応じて、再接続のタイミングをずらすことや駅窓口など他の手段を利用することなど適切な対処法を取ることが大切です。

また、問題発生時にはまず公式発表を確認し、デマやフィッシングなどの偽情報に惑わされないようにしましょう。SNS上の断片的な情報や不審なメールに焦って反応するのではなく、JR東日本からの正式な案内に基づいて行動すれば安心です。正しい情報にもとづいて冷静に対処し、必要な切符を確実に手に入れてください。

偽情報に騙されないために、公式情報のチェックと基本的な対策を心がけることが、トラブル時でも賢くえきねっとを利用するポイントです。

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