Suicaで改札に入ってすぐ出る場合は無料?定期券のケースも解説

Suicaで改札に入ってすぐ出る場合は無料?定期券のケースも解説

みなさんのなかには、「Suicaで改札に入った後に忘れ物をしたので出たい」と思っている人たちもいるはずです。けれども、同じ駅の改札で入場と出場を実行した場合の手数料について心配している方もいるかもしれません。電車にまだ乗車していないのに改札を出るだけでお金を取られるのは嫌ですよね。

実際のところ、改札に入ってからすぐに出場する場合でも料金は発生するのでしょうか?

この記事では、「Suicaで改札に入ってすぐ出る場合は無料なのか?」という疑問について考察しています。また、具体的な対処法や「タッチでエキナカ」にも言及しているので、改札に間違えて入ってしまった人たちは参考にしてみてください。

目次

Suicaで改札に入ってすぐ出る場合は無料?

さて、Suicaで改札に入ってすぐ出る場合は、無料なのでしょうか?

結論から言えば、Suicaを使用して改札に間違って入った場合は、その旨を駅員に伝えれば無料で出ることが可能です。しかしながら、それ以外に通り抜けや見送り、改札内部のお店を利用するなどで改札に入ったときは料金を支払わなければいけません。

2025年現在では、「タッチでエキナカ」という入場用のサービスとして、2時間以内に改札を出る場合は大人150円、こども70円が発生します。詳細に関しては、以下のリンクから情報を確認してみてください。

ただし、すべての駅が「タッチでエキナカ」に対応しているわけではありません。その場合は、改札から出る時に警報が鳴ります。心配な方は改札に入る前に駅員に確認しておきましょう。

定期の場合は料金が発生するのか?

なお、Suicaで定期券を購入している場合、改札に入ってすぐ出るときにお金はかかるのでしょうか?

実のところ、Suicaの定期券で乗り降りに指定されている駅の改札は自由に出入りできます。追加料金が発生するわけではないので、実質的に無料であると言ってよいでしょう。入場してから5分以上が経過していたとしても、「タッチでエキナカ」のようにサービス料を支払う必要もありません。

しかしながら、モバイルSuicaを使っている場合、改札に入ってから端末の電源が完全に切れてしまうと、出るときに改札付近の窓口で精算しなければいけなくなります。すなわち、定期券の権限を利用することができなくなってしまうのです。電池切れ時の対応については以下の記事を参照してください。

タッチでエキナカで2時間以上が経過するとどうなる?

「タッチでエキナカ」を利用して改札に入った後に、2時間以上が経過すると自動改札機から出られなくなります。そのため、駅員に事情を説明して個別に対応してもらう必要があるのです。そして、2時間を超えた分の追加料金を支払う必要があります。

とはいえ、改札内部のカフェでゆっくり過ごしていたり、お土産を買っていたりするなど、改札内で2時間以上過ごすことはあり得ることです。追加分のお金さえ支払えば問題ありませんから焦る必要はないので安心してください。

間違いでない限りは有料

Suicaで改札に入ってすぐ出るときは利用者の間違いである場合にのみ無料で戻ることができます。そのときは、駅員に「間違えて改札に入ってしまいました」と丁寧に説明してください。すると、専用の機械を使って、入場記録を取り消してくれます。変な言い訳をする必要はないので、安心して誤ったことを伝えましょう。

なかには、間違いであると嘘をついて手数料をごまかそうとする人もいるかもしれません。しかし、改札に入って数時間が経過していたり、明らかに見送り目的で入場していたりすることがわかれば、大きなトラブルになりかねません。たった数百円で人生を台無しにするのはあまりにも大きな代償と言えるでしょう。

これくらいうまく誤魔化せるという過信で後悔するのはバカらしいですから、改札内部で用事があるときはタッチでエキナカの料金をきっちり支払って、トラブルを起こさないように注意してくださいね。

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この記事を書いた人

IKITECH編集部は交通(電車・SUICA・新幹線・飛行機)や郵便などの生活インフラを専門領域に記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。生活インフラ分野に知見のあるライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

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