飛行機でネックレスはひっかかる?持ち込みの可否や注意点を解説

飛行機でネックレスはひっかかる?持ち込みの可否や注意点を解説

空港の保安検査でネックレスは金属探知機に引っかかるのか、機内に持ち込めるのか心配な方も多いでしょう。結論から言うと、小さなネックレス程度であれば金属探知機が反応する可能性は低く、基本的にアクセサリー類は機内持ち込み可能です。

ただし、大きな金属アクセサリーは検査に時間がかかる原因となることもあり、事前に外して準備するなどの注意が必要になります。

本記事では、飛行機搭乗時のネックレスやアクセサリーに関する疑問と注意点を解説します。旅行前に確認しておけば、保安検査もスムーズに通過できるでしょう。

目次

飛行機でネックレスはひっかかる?

一般的な小ぶりのネックレスであれば、空港の金属探知機に引っかかることはほとんどありません。金属探知ゲートは大量の金属や大きな金属片に反応するよう調整されており、小さなアクセサリー程度ではアラームが鳴らない場合が多いとされています。例えばイヤリング・指輪・細いチェーンのネックレス程度では、実際にゲートを問題なく通過できた例が多く報告されています。

ただし、金属量の多いアクセサリーは反応する可能性があります。空港職員から外すよう指示されるケースもあり、金属探知機が反応すれば結局その場で外してトレイに置き、再度ゲートを通り直すことになります。

そのため、たとえ小さなアクセサリーでも保安検査前に外しておくと安心とされています。事前に外しておけばゲート通過がスムーズになり、万一、ゲートで引っかかって手荷物検査に時間を取られるリスクを減らせます。

飛行機にネックレスを持ち込みできる?

ネックレスを含むアクセサリー類は機内に持ち込み可能です。金属製だったとしても刃物などの危険物には該当しないため、保安検査を通過すれば身に着けたままでも手荷物に入れても問題ありません。

また、貴金属や宝飾品は預け荷物ではなく機内持ち込みにすることが推奨されています。航空会社の案内でも、現金や宝石類など高価品は「お預けにならず、お手元にお持ちください」と明記されています。

これは預け荷物に入れると紛失・盗難のリスクが高まるためで、実際に航空各社は現金・貴金属類などの貴重品は機内持ち込み手荷物として自身で管理するよう呼びかけています。

したがって、ネックレスは身に着けて搭乗するか、手荷物に入れて客室内に持ち込むようにしましょう。X線を使った手荷物検査装置にもアクセサリーが通されますが、X線によってジュエリーが壊れたり品質が劣化したりする心配はありません。

飛行機でアクセサリーは持ち込まないほうがいい?

アクセサリー類を持ち込むこと自体は問題ありませんが、必要ない高価な宝飾品は旅行に持って行かない方が無難です。とりわけ、海外旅行では、慣れない環境での紛失・盗難リスクが高まるため、貴重なアクセサリーはできるだけ家に置いていくのが安全策と言えます。

実際、旅慣れた人からも「そもそも海外旅行に持って行かない方がいい」という意見が見られます。どうしても持参したい場合でも、必ず機内持ち込み手荷物に入れて自分で管理するようにしましょう。

また、旅行先の治安によっては高価なアクセサリーは目立たないよう身に着けない方が良い場合もあります。派手な宝石類はスリや置き引きに狙われやすくなることから、海外では婚約指輪なども普段使いしない人もいるほどです。

さらに、家族旅行や出張など短期間の移動であれば、お洒落なアクセサリーは必要最小限にとどめることで荷物を減らし、防犯上の不安も軽減できます。要するに「無くして困るものは持ち歩かない」が基本です。旅先でしか使わないアクセサリーならともかく、思い出の品や高額な宝飾品は置いていく決断も時には必要でしょう。持って行く場合は盗難保険に加入する、購入証明書を持参しておくなどリスク管理も検討してください。

飛行機の持ち込みに関する注意点

アクセサリー類を含め、飛行機へ物を持ち込む際に気をつけたいポイントを3つ解説します。

注意1 金属なら事前に外す

金属アクセサリーは事前に外しておく。 保安検査場の金属探知ゲートを通過する際には、身につけた金属類は最初からトレイに入れておく決まりです。空港公式の案内でも「アクセサリーなどの金属類」は身につけたまま通過できない対象に含まれています。

ネックレスを着けたままゲートを通ると金属反応で足止めされ、係員による身体検査が追加で行われて時間をロスします。後ろの乗客にも迷惑がかかるため、ゲートに入る前にネックレスや時計・ベルトなど金属製品は全て外してトレイに入れましょう。特に、ピアスやイヤリングなど外すのに手間のかかる物は、保安検査場に並ぶ前に外してバッグの中に入れておくとスムーズです。

注意2 紛失防止の対策を実行しよう

外したアクセサリーは紛失防止の対策を実行しましょう。 保安検査のためネックレスや腕時計を外したら、必ず決まった場所に収納しましょう。小さなポーチやファスナー付きポケットに入れ、トレイの上にむき出しの状態で置かないことが大切です。

「貴重品はむき出しでトレーに乗せないようにします」との注意喚起もあります。ネックレスをそのままトレイに置くと、X線検査後に拾い忘れたり他人の荷物に紛れたりする恐れがあります。

また、財布やスマートフォンなど他の貴重品と一緒にトレイに出す場合も、できればバッグの中に入れてから丸ごとトレイに載せるようにしましょう。こうすることで検査通過後にアクセサリーだけ置き去りになる事態を防げます。

なお、高価なアクセサリーは決してスーツケースなど預け手荷物に入れないでください。航空会社も案内している通り、貴重品は全て手元に置き、自分の目の届く範囲で管理するのが鉄則です。

注意3 盗難されていないかを確認

検査後は手荷物と貴重品を即チェックしましょう。 保安検査を通過したら、荷物を受け取ったその場でアクセサリー類がちゃんと揃っているか確認しましょう。手荷物検査場は混雑しやすく、トレイ上の物を急いで回収する際に指輪やピアスを落とすケースもあります。

特に、海外の空港では、検査の混乱に乗じて他人のトレイから貴重品をすり取る窃盗事件も報告されています。空港の防犯情報でも「セキュリティチェック終了後は貴重品の所在をすぐ確認するように」と注意喚起されています。

そのため、バッグを取り戻したらポーチの中などを開けてネックレスや財布がきちんとあるか確かめてください。万一紛失に気付いた場合は、すぐ近くの係員に申し出れば空港内で捜索の協力を得られます。飛行機に乗る前の慌ただしい場面ですが、一呼吸おいて持ち物チェックを徹底することが大切です。

必要以上に高価なものは持っていかない

ネックレスや指輪などのアクセサリーは飛行機の機内に問題なく持ち込めます。小さな金属アクセサリーなら空港の金属探知機に引っかかる可能性も低いですが、検査場では念のため外してトレイに預ける方がスムーズです。

貴重品のアクセサリーは預け荷物に入れず必ず手荷物で携行し、検査後の受け取り時まで自分でしっかり管理しましょう。必要以上に高価な宝飾品を旅行に持ち出さない判断も場合によっては賢明です。

今回紹介したポイントを押さえれば、空港の保安検査でネックレスが引っかかる不安も解消できるはずです。正しく準備して、安全かつ快適な空の旅をお楽しみください。

参考文献

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