新幹線で荷物を持ち上げられないときの対処法【女性必見】

みなさんのなかには、新幹線に乗車したときに重いスーツケースを持ち上げることができずに困った経験のある人たちもいるはずです。特に、筋力の弱い女性ならば、一苦労するに違いありません。ケースバイケースではありますが、棚の高さは180cmほどありますから、性別や年齢にかかわらず、重い荷物を持ち上げるのは大変な作業になります。

この記事では、新幹線で荷物を持ち上げられないときの対処法を紹介しています。これから新幹線で移動する予定の人たちは参考にしてみてください。女性や高齢者の方におすすめの内容となっています。

目次

新幹線で荷物を持ち上げられないときの対処法

それでは、新幹線に乗ったときに荷物を持ち上げられないときは、どうすればよいのでしょうか?

ここでは、女性や高齢者におすすめしたい4つの対処法を紹介します。

方法1 駅員に助けを求める

第1に、新幹線の車内や乗り場にいる駅員に声をかけてみましょう。具体的には、新幹線が発車する前に、スーツケースなどの荷物の大きさと座席番号を伝えたうえで、対応を相談してください。気の利く駅員なら、荷物を代わりに持ち上げてくれる可能性があります。

ただし、新幹線に乗車した後では、乗務員を確実に呼ぶ手段はありません。SOSボタンはありますが、こちらは緊急時のみの使用に限られていますので、荷物の持ち上げには絶対に使ってはいけません。そのため、時間に余裕をもって、ホームに向かい、駅員に事前に相談する方が安心です。

方法2 周囲の人に協力してもらう

第2に、乗務員が近くにおらず、駅員にも相談できない場合は周囲の乗客にお願いしてみましょう。見知らぬ人に荷物を持ち上げてもらうのは気まずいかもしれませんが、「すみません、お手数ですが……」と丁寧な言葉遣いで頼むことで相手も快く受け入れて、案外助けてもらえることがあります。

もし断られたときは、嫌な顔をせずに「失礼しました」とスマートに声がけして他の人に相談してみましょう。そもそも断られて当たり前くらいの考えで頼むことを推奨します。協力してもらったときは感謝の言葉を述べて、機内サービスなどで飲み物などの気持ちばかりのお礼をしましょう。

方法3 事前に郵送する

第3に、事前に郵送することで新幹線で荷物を持ち上げる必要がなくなります。乗り換えや改札通過での負担もなくなるので、移動がスムーズになるでしょう。出張などでホテルに滞在する場合は、預かりサービスの有無を調べて、あらかじめ荷物を送ってください。

大きな荷物だったとしても、佐賀急便やヤマト運輸の集荷サービスを使えば、自分で重いスーツケースなどを持ち運ぶ必要はありません。行き帰りなので郵送のお金はかかるものの、移動が圧倒的に楽になるので検討してみてください。

方法4 特大荷物コーナーを使用する

第4に、新幹線に設置されている「特大荷物コーナー」を利用するのもよいでしょう。特大荷物コーナーとは、車内に用意された荷物を置き場です。専用座席のチケットを購入した人に利用する権限があります。具体的には、荷物の3辺の合計(A+B+C)が、160cm超250cm以内の荷物を置くことが可能です。

特大荷物コーナーの利用方法に関しては、説明動画があるので、こちらを参照してください。

新幹線に荷物を持ち込むときの注意点

なお、新幹線に荷物を持ち込むときには、いくつか注意しなければいけないことがあります。ここでは、代表的な3つの気を付けるべきことを紹介していきます。

注意1 無理して持ち上げない

はじめに、一人で無理して荷物を持ち上げるのはやめましょう。万が一、落とした時に自分以外の乗客にぶつかって怪我をさせたら大問題になります。実際、全国各地で荷物の落下に伴う事故が起きています。

いうまでもなく、移動中で事故が発生すると、お互いにその日の予定が狂ってしまいますので、くれぐれも注意してください。大怪我をさせれば、想像だにしない損害を被ることになるでしょう。

注意2 特大荷物にはルールがある

続いて、特大荷物コーナーに設定できる荷物にはルールがあるので規定を超えないように注意してください。

繰り返しになりますが、荷物の3辺の合計(A+B+C)が、160cm超250cm以内の「特大荷物」が対象となります。

荷物サイズ(A+B+Cの合計)持込可否
〜160cm可能
160〜250cm「特大荷物」「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」※1の事前予約が必要(追加料金不要※2)
250cm〜不可能

注意3 空いている席に勝手に置かない

最後に、新幹線の空いている席に荷物を勝手に置くのはやめましょう。

当然ながら、新幹線で席を使うには切符を購入する必要があります。乗車する人がいないからといって、だれでも自由に利用していいわけではないのです。もし、空いている席は自由に使えるなんてルールを作れば、同じ料金でも席の価値に違いが生じて不公平な状態が生まれてしまうでしょう。

暗黙の了解で使えることが多いのは事実ですが、利用できることを前提に荷物の管理方法を決めるのはやめたほうがよいです。駅員に注意されたときは荷物をどけなければいけませんから気を付けてください。

新幹線に持ち込みできないもの一覧

新幹線には持ち込みできないものが存在します。これに関しては、各鉄道会社で定められている「旅客営業規則」で持ち込み禁制品が定められています。具体的には、以下の表を参照してください。

新幹線に持ち込みできないもの一覧

  • 危険品、
  • 刃物(※1梱包された刃物は例外です。梱包方法は「刃物を鉄道車両に持ち込む際の梱包方法についてのガイドライン」(平成30年12月国土交通省鉄道局)で定めているので確認してください)
  • 暖炉・コンロ
  • 動物(※2少量の小鳥、小虫類、初生ひな、魚介類でケースに入れたものは除きます。)
  • 死体
  • 不潔なもの
  • 臭気を発するもの
  • 他のお客さまに危害を及ぼすおそれのあるもの
  • 車内を破損するおそれのあるものなど

危険品の詳細に関しては、公式HPで以下のように掲載されています。

危険品について

  • 危険品とは、可燃性液体、高圧ガス、可燃性固体、酸類、火薬類、揮散性毒物、農薬、マッチと軽火工品、油紙・油布類、吸湿発熱物、酸化腐しょく剤、放射性物質、セルロイド類を指します。
  • 一部の危険品については、梱包方法や持ち込み数量などを制限した上で、車内にお持ち込みいただけるものもありますが、ガソリン、灯油、軽油などの可燃性液体そのものは、量に係わらず、車内への持ち込みはできません。
  • 可燃性液体、高圧ガス、可燃性固体を含む製品であって、小売店などで一般的に購入いただけるもの(酒類・化粧品類・医薬品・ヘアスプレーなど)は、2リットル以内または容器を含む重さが2キロ以内であれば、持ち込むことができます。この場合、中身が簡単に漏れ出ないようにご注意ください。
JRおでかけネット『手回り品 : 持ち込めない荷物』より引用

移動手段に応じて適切な荷物サイズにまとめよう

スーツケースやバッグをどう詰めるかは、移動手段で大きく変わってきます。飛行機なら液体制限や重量制限を意識する必要がありますし、新幹線なら3辺合計サイズが特に重要となります。

また、高速バスは収納スペースが限られるため、コンパクトな荷造りが必須です。そのため、各交通手段のルールと特性を理解し、移動時のストレスを最小限に抑えることが大切です。

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この記事を書いた人

IKITECH編集部は交通(電車・SUICA・新幹線・飛行機)や郵便などの生活インフラを専門領域に記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。生活インフラ分野に知見のあるライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

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