えきねっとのワンタイムパスワードが届かない原因と対処法

えきねっとのワンタイムパスワードが届かない原因と対処法

えきねっとでは、セキュリティ強化のためログイン時に「ワンタイムパスワード」を使用した二段階認証が導入されています。

しかし、「ワンタイムパスワードのメールが届かない」という声がSNSや利用者から多く聞かれ、ログインできずに困るケースが発生しています。

実際、登録メールアドレスが古いままだと確認コードを受け取れず、会員情報にアクセスできなくなる可能性があるとJR東日本も注意喚起しています。

本記事では、えきねっとのワンタイムパスワードとは何かを説明し、メールが届かない主な原因とその対処法を詳しく解説します。

目次

えきねっとのワンタイムパスワードとは?

ワンタイムパスワードとは、その都度生成される一回限り有効な確認コードです。えきねっとではログインや会員情報の変更時などに、6桁の数字コードを登録メールアドレス宛に送信し、そのコードを入力して本人確認を行いますこの仕組みにより、万一ユーザーIDや通常のパスワードが第三者に知られた場合でも、登録メールアドレスにアクセスできなければログインできないため、セキュリティが向上します。

えきねっとのワンタイムパスワード発行画面の例。ログイン時に登録メールアドレスを選択して「送信」ボタンを押すと、そのアドレス宛に確認コード(6桁のワンタイムパスワード)が送られます。

メールが届いたら、画面に表示される入力欄にそのワンタイムパスワードを入力してログインを完了します。もし登録メールアドレスが既に使えない場合、この画面には「メールアドレスが古く、メールを受信できない場合」といった注意書きと対処案が表示されます。

えきねっとのワンタイムパスワードが届かない原因

えきねっとでワンタイムパスワードのメールが届かない場合、考えられる原因はいくつかあります。これから主な3つの原因について、それぞれ詳しく説明します。

原因1: メールが迷惑フォルダに振り分けられている

一つ目の原因は、ワンタイムパスワードのメールが迷惑メールフィルタによって受信拒否されたり、迷惑メールフォルダに自動振り分けされている可能性です

特に、フリーメール(GmailやYahoo!メールなど)やHotmailなどでは、自動送信されたメールが迷惑メール扱いされることがあります。

実際、えきねっと公式のQ&Aでも「Hotmailの場合『迷惑メールフォルダ』に受信しているケース」が報告されていると案内されています。このため、メールが届かないときはまずご自身のメールアカウントの迷惑メールフォルダを確認してください。

原因2: メール受信設定(ドメイン指定)によるブロック

二つ目の原因として考えられるのは、お使いのメールサービスの受信設定により「@eki-net.com」からのメールがブロックされているケースです

携帯キャリアのメールアドレス(@docomo.ne.jpや@au.com、@softbank.ne.jpなど)では、パソコンからのメールや特定ドメインからのメールを拒否する「ドメイン指定受信」の設定が行われていることがあります。この場合、ワンタイムパスワードのメールは受信自体がされず迷惑フォルダにも表示されません。

実際、JR東日本の案内でも「『@eki-net.com』からのメールが受信可能な設定になっていない」ことが原因の一つとして挙げられています。

また、携帯メールで認証メールが届かない場合は受信設定を変更することで解消できる場合があると案内されており、NTTドコモやau、SoftBankといった主要キャリア向けに受信許可リスト設定の方法が周知されています。

原因3: 登録メールアドレスが無効になっている

最後に考えられる大きな原因は、えきねっとに登録しているメールアドレス自体が無効になっていることです。例えば、以前登録した会社や学校のメールアドレスが既に使用不可になっていたり、プロバイダ変更や携帯キャリア乗り換えで古いメールアドレスが使えなくなっている場合があります。

そのような場合、当然ながらその宛先にメールは届きません。JR東日本の公式発表でも、登録メールアドレスが無効だとワンタイムパスワードのメールは届かずログイン不可となるため、事前に確認するよう呼びかけています。

実際、2021年のえきねっとリニューアル時にも、旧来のメールアドレスのままだと会員情報にアクセスできなくなる可能性があるとして、メールアドレスを常に最新のものに更新し、複数登録しておくことが推奨されていました。

えきねっとのワンタイムパスワードが届かないときの対処法

上記の原因に心当たりがある場合、それぞれについて適切な対処を行いましょう。ここからは、ワンタイムパスワードのメールが届かない場合に試せる主な3つの対処法について順番に説明します。

方法1: 迷惑メールフォルダの確認とフィルタ設定の見直し

まず最初に行うべきは、メールの迷惑メールフォルダを確認することです

ワンタイムパスワードのメールが見当たらない場合、知らないうちに迷惑メールとして処理されている可能性があります。GmailやYahoo!メール、Outlookなどをお使いの場合は、それぞれの「迷惑メール」フォルダを開いて「@eki-net.com」からのメールが届いていないか探してください。

実際、Hotmailをご利用の方でメールが届かないケースでは、迷惑メールフォルダに入っていないか公式でも確認が推奨されています。もし迷惑メールフォルダで発見した場合は、そのメールを受信トレイに移動させ、次回以降正しく受信できるよう送信元をセーフリストに追加する設定を行うとよいでしょう。

方法2: 「@eki-net.com」を受信許可リストに登録する

携帯電話のメールアドレスや一部のプロバイダメールを利用している場合は、「@eki-net.com」ドメインからのメールが受信できるよう設定を変更しましょう。特に、ドコモ、au、ソフトバンク等の携帯メールでは、初期設定でパソコンからのメールがブロックされていることがあります。

各社とも公式サイトで受信許可リストへの登録方法を案内しています。例えばNTTドコモであれば「迷惑メール対策の受信リスト設定」画面からドメインを追加できます。auの「受信リスト設定」やソフトバンクの「受信許可リスト設定」も同様です。

ご自身のメールサービスの設定を確認し、@eki-net.comからのメールが拒否されていないかチェックした上で、再度ワンタイムパスワードの送信を試みてください。

方法3: 登録メールアドレスの変更手続きを行う

上記を試してもメールが届かない場合、または登録メールアドレス自体が現在使えない状況である場合は、えきねっとの登録メールアドレスを変更する手続きを行いましょう

ログインができない状態ではマイページから自分で変更することはできませんが、JR東日本では専用の「メールアドレス変更手続きフォーム」を用意しています。そのフォームから新しく有効なメールアドレスを申請すれば、本人確認がとれ次第、希望のメールアドレスへの変更手続きを行ってもらえます。

メールアドレスの変更完了後、改めてワンタイムパスワードの送信を試してください。なお、どうしてもログインできずメールアドレスも変更できない場合、最終手段として一度えきねっとを退会し、新規に会員登録し直す方法もあります。

迷惑フォルダをチェックしてみよう!

えきねっとのワンタイムパスワードが届かない原因としては、「迷惑メールフィルタ」「メール受信設定(ドメイン指定)」「登録メールアドレスの無効化」が主に考えられます。それぞれについて適切な対処を行うことで、多くの場合問題を解決できるでしょう。

具体的には、まず迷惑メールフォルダを確認し、届いていれば今後正しく受信できるよう設定を修正します。次に、携帯メール等をご利用なら@eki-net.comを受信許可リストに登録し、ドメインブロックを解除します。さらに、メールアドレス自体が古い場合は公式フォームから変更手続きを行い、常に現在使っているアドレスを登録しておくことが重要です。

セキュリティ向上のために導入されたワンタイムパスワードですが、メールが届かず困ったときは、ぜひ本記事で紹介した原因の確認と対策をお試しください。事前にメール設定や登録情報を見直しておくことで、スムーズに認証を完了できるでしょう。

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