LUUPの返却場所がいっぱいな場合の正しい対処法|乗り捨てはできる?

LUUPの返却場所がいっぱいな場合の正しい対処法|乗り捨てはできる?

LUUP(ループ)は、電動キックボードや電動自転車を街中で借りて好きな場所に移動できる便利なシェアサービスです。

初めて利用する方の中には、「返却場所はどこでもいいの?」「もし近くの返却ポートが満杯だったらどうすれば?」「乗り捨てってできるの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。

本記事では、LUUPの正しい返却方法や返却ポートがいっぱいのときの対処法、さらに返却時の注意点を 経験者の視点 も交えて詳しく解説します。

目次

LUUPの返却場所はどこでもいい?

結論から言うと、LUUPの車両は必ず「ポート」(専用の返却場所)に返却しなければなりません。自転車やキックボードを好きな場所にそのまま置いて返却すること(いわゆる「乗り捨て」)はできません。LUUPアプリの地図上に表示される公式ポートでのみ返却が可能です。

これはサービスの運営上および法律上の理由から定められたルールです。LUUPではポートごとに決められた台数までしか車両を置けない仕組みになっており、ポート以外の場所に放置すれば歩行者や周囲の迷惑になるためです。

そのため、貸出時に目的地近くの返却ポートをアプリで予約設定し、そのポートに向かって返却する流れになっています。もちろん、借りたポートと違うポートで返却して構いません。LUUPは貸出と返却が同じ場所である必要はなく、目的地周辺で空きのあるポートを探して返却できるワンウェイ方式のサービスです。ただし、ポート以外への返却は厳禁であり、遵守しなければなりません。

LUUPの返却場所がいっぱいな場合の正しい対処法

LUUPでは返却時にポートが満車になる事態は基本的に起こりにくい設計になっています。なぜなら、前述のとおりライド開始前に返却ポートを予約する仕組みがあり、利用者は事前に目的地ポートの空き枠を確保してから出発するからです。

しかし、まれに返却直前で予定のポートが満杯になってしまうケースも起こりえます。他のユーザーが予期せずポートに返却して枠が埋まってしまった場合などです。

では、返却ポートがいっぱいだった場合どうするのが正しい対処法でしょうか?

公式ヘルプによれば、その場で返却ポートを変更して、近隣の別の空いているポートに向かい返却するのが正しい対処方法です。アプリ上で「返却ポートを変更」する機能があるので、地図から他のポートを選んで切り替えましょう。絶対に満車のポート周辺に無断で放置しないでください。どうしても予定していたポートで空きが出るのを待ちたい場合は、一旦その場で待機しつつ、空き状況をアプリで確認することもできます。

また、予約したポートが満車でやむを得ず遠くのポートまで移動する羽目になった場合など、必要に応じてLUUPのサポートに連絡しましょう。公式案内では、ポート変更の際は運営側でライド料金の調整を行ってくれるため、手間ですがお問い合わせフォームから連絡してください。例えば想定外の遠回りで時間が延びた場合でも、連絡すれば適切に対応してもらえる可能性があります。

LUUPを乗り捨てることは可能なのか?

LUUPの車両を好きな場所に乗り捨てることはできません。上述のとおり、返却は必ずポートで行う必要があり、ポート外でライドを終了することは現在は禁止されています。これは2021年11月までは例外的に存在した「ポート外停車」機能が終了しているためです。

かつては急な体調不良や悪天候など緊急時に限り、追加料金150円を支払ってポート以外の場所で返却(停車)できる機能が提供されていました。しかし2021年11月22日をもってその機能の提供は終了し、現在は一切ポート外返却ができなくなっています。したがって、緊急時であっても原則として車両は最寄りのLUUPポートまで移動させて返却する必要があります。

もしルールを無視して乗り捨て(無断で路上等に放置)した場合、どうなるのでしょうか?

実はLUUPでは規約上、禁止行為に対して高額の違約金が科せられることになっています。公式発表によれば、ポート以外の場所に返却した場合は3万円、さらにそれが駐停車禁止区域であったり放置と見なされた場合は5万円の違約金をクレジットカードから請求すると明記されています。

例えば、人通りの多い歩道や公共の道路上に放置すれば、交通違反として行政から放置駐車違反の反則金を課される可能性もあります。加えてLUUPからも契約違反として罰則が科されるため、経済的損失も大きくなります。

以上のように、LUUPの乗り捨ては禁止です。目的地に公式ポートが無い場合は少し歩くことになっても、必ず最寄りのポートまで運んで返却してください。【経験談】実際にLUUP利用者の中には、誤って非公式の場所に停めて返却手続きを完了してしまい、後から違約金の請求連絡を受けたケースも報告されています(正規ではない場所に停車させたため)。こうしたトラブルを避けるためにも、返却場所は常に公式ポートかどうか確認し、ルールを守った利用を心がけましょう。

LUUPを返却するときに注意すべきこと

LUUPの返却をスムーズに行うために、注意しておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、返却時に特に気を付けるべき重要なポイントを3つ紹介します。これらを押さえておけば、初めての方でも安心して利用できるでしょう。

注意1:返却ポートの事前予約と空き状況確認を忘れないこと

LUUPでは乗車前に返却ポートを決めて予約する仕組みになっています。ライド開始前に必ずアプリで目的地付近のポートを探し、十分な空きがあるポートを選択・予約しましょう。予約したポートは他の人が使えなくなるため、あなたが到着するまで枠が確保されます。

万が一、近くのポートがどこも満杯で予約できない場合は、少し離れていても空きのあるポートを探す必要があります。これは利用者にとって手間に感じるかもしれませんが、ポート容量以上に車両が置かれて混乱するのを防ぐための重要なルールです。

返却ポートは走行中でもアプリ上で変更可能です予定を変更して別の場所に向かう場合や、当初予約したポートが何らかの理由で使えなくなった場合でも、慌てずにアプリから「返却ポート変更」を行ってください。常にアプリの地図でポートの空き状況(残り枠数)をチェックしながら走行すると安心ですj。事前予約と随時確認を心掛けることで、「返却先が見つからない!」という事態を未然に防げます。

注意2:ポートの枠線内に正しく駐輪し、必ず写真を撮影すること

返却ポートに到着したら、指定された枠線の中に車両をきちんと停めることが大切です。ポートには白線や緑の枠などで駐輪スペースが示されていますので、はみ出さないように整頓して置きましょう。歩道上のポートでは特に、はみ出して停めると歩行者の妨げになり危険です。また、次に利用する人も不快な思いをする可能性があります。

正しい位置に駐車できたら、アプリで返却手続きを行い、車両とポート全体が写るように写真を撮影します。LUUPでは返却時に必ず駐車状況の写真提出が求められ、写真をアップロードしないと決済に進めない仕様になっています。

これは運営側が後から写真を確認し、ちゃんと枠内に収まっているかチェックするためです。もし不適切な停め方がされていれば、運営が把握して然るべき対応(警告や追加料金請求等)を行います。

したがって、返却時の写真撮影は手間を惜しまず確実に行いましょう。夜間や暗い場所では、スマホのライトを使うなどして鮮明に撮る工夫をしてください。写真はトラブル防止の証拠にもなります。仮に後日「ちゃんとポート内に返していない」と誤解されても、撮影した写真があれば自分の正当性を示せます。適切な駐輪と写真提出は、マナー順守と自身のリスク回避の両面で重要なステップです。

注意3:返却手続きを最後まで確実に完了させること

LUUPではポートに車両を置いただけでは返却完了になりません。必ずアプリ上で「ライド終了」操作を行い、決済完了画面を確認するまでが一連の返却手続きです。返却場所に着いた安心感から、その場を立ち去る前に、アプリでの処理が済んでいるか今一度チェックしましょう。

返却手続きを忘れてしまった場合、料金はライド中として引き続き課金され続けてしまいます。仮にそのまま放置すれば、長時間利用したものと見なされ高額の料金請求につながりかねません。LUUP公式の案内でも、返却処理をせずに車両から離れた場合は速やかに元の場所へ戻り、近くのポートで返却手続きを完了する必要があるとされています。決済は返却処理を完了した時点で確定する仕組みなので、忘れたと気づいたら一刻も早く対処しましょう。

万一、スマホの電池切れなどでその場で手続きできない場合は、すぐにLUUPカスタマーサポートに連絡してください。自力で返却処理ができない事情があると伝えれば、スタッフが対応策を案内してくれるはずです。いずれにせよ、返却処理が完了しない限りライドは終わっていないことを認識し、責任を持って最後までやり遂げるようにしてください。

まとめ:ルールを守って安全・快適にLUUPを利用しよう

LUUPの返却は指定ポートで行うのが絶対ルールであり、ポートが満杯なら他を探す、乗り捨ては厳禁、という基本を押さえておけば安心です。この記事で解説したように、

  • 返却場所は必ず公式ポート(どのポートでもOKだが自由な路上はNG)
  • 満車時は焦らずアプリでポート変更し、空きのある場所へ移動
  • 乗り捨て行為は禁止(発覚すれば高額違約金の恐れあり)
  • 返却時は所定の手順とマナーを遵守(予約→枠内駐車→写真撮影→終了処理)

といったポイントが重要です。これらはLUUP運営会社や警察など公的機関から示されているルール・指導に基づくものです。LUUPは誰もが便利に使える社会インフラを目指して展開されています。利用者一人ひとりがルールとマナーを守ることで、歩行者や地域社会から歓迎されるサービスとして成長しています。

ぜひルールを再確認し、安全で快適なLUUPライドを楽しんでください。そして返却の際は本記事の内容を思い出し、正しい対処でスマートにライドを終了させましょう。きっとあなたも、LUUPがある便利さと安心感を実感できるはずです。

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