みなさんのなかには、Pasmoを落として困っている人たちもいるかもしれません。とりわけ、チャージしたてのときに紛失するとショックが大きいですよね。加えて、定期券を購入している場合、再度買い直すと支出も膨らむため、何とかして見つけたいと思うに違いありません。実際、落としたPasmoを見つける方法はあるのでしょうか?
この記事では、「Pasmoを紛失したときに追跡できるのか?」という疑問を考察しています。また、Pasmoを落としたときに拾い主から電話がくる確率にも言及しているので、Pasmoを紛失した方たちは参考にしてみてください。
Pasmoを紛失したときに追跡できる?
さて、Pasmoを紛失したときに、物理的に追跡する方法はあるのでしょうか?
残念ながら、紛失したPasmoを追跡する方法は存在しません。というのも、カードタイプのPasmoにGPSは搭載されておらず、現時点での位置情報を取得する手段がないのです。
しかし、スマホにモバイルPasmoを入れている場合、端末それ自体の位置情報を取得することは可能です。AndroidとiPhoneの端末を発見する方法について知りたい人たちは以下のリンクを参照してください。
以上のことを踏まえると、モバイルPasmoを利用したほうが落としたときには安心であると言えるでしょう。
Pasmoを紛失したらどこに連絡すればよいのか?
それでは、Pasmoを紛失したら、どこに連絡すればよいのでしょうか?
これに関しては、PasmoあるいはSuicaを発行している駅やバスの窓口に直接行って、再発行の手続きをしなければいけません。その際には、運転免許証などの公的証明書が必要なので忘れずに持っていきましょう。
インターネットや電話による対応は用意されていません。必ずしもPasmoを購入した駅でなくてもよいので、速やかに手続きを行いましょう。
ただし、無記名式のPasmoを落とした場合、再発行することはできません。あくまでも、個人情報を登録している記名式のPasmoのみが再発行の対象となります。
Pasmoを落とした時に電話がくる確率
Pasmoを落としたときに、善良な第三者が拾ってくれる可能性は少なからずあるでしょう。しかし、電話番号が印字されているわけではないので、基本的には電話がかかってくる確率は0%に等しいと言わざるを得ません。
もし、電話番号を印刷したテープを貼っていたり、Pasmoを入れていたカードケースに自分の個人情報を示す名刺などが入っていたりするならば、拾った人が電話をかけてくれる可能性はあります。とはいえ、電話がかかってくることを期待するよりも再発行の手続きを済ませたほうがよいでしょう。
Pasmoを紛失したら利用停止で止められるのか?
嬉しいことに、氏名や電話番号などの個人情報を登録して発行する「記名式のPasmo」ならば、利用停止の手続きが可能です。申請が完了すれば、それ以降の残高は保障されるので、損失を最小限に留められます。逆を言えば、申請が完了するまでは第三者によって残高が使われるリスクがあるので、できるだけ早く手続きを行ってください。
悲しいことに、無記名式のPasmoは所有者を特定できない仕様になっているので、紛失しても利用を停止できません。そのため、拾い主が勝手に使ってしまったとしても、どうすることもできないのが実情です。Pasmoを日常的に利用するならば、これを機会に記名式のPasmoを発行することを推奨します。
これに関しては、Pasmoの公式サイトでも次のように説明されています。
PASMO(無記名PASMOを除く。)は、万一紛失しても再発行することができます。
Pasmo公式サイト『PASMOの紛失再発行』より引用
紛失のお手続きが完了した時点での残額、定期券、オートチャージサービス機能も、再発行したカードに引き継がれます。
「無記名PASMO」は紛失再発行できませんのでご注意ください。
Pasmoを再発行する方法
それでは、Pasmoを再発行するには、具体的にどうすればよいのでしょうか?
その方法は以下のとおりです。
Pasmoを再発行する方法
Pasmoを購入した場所である必要はありません。お近くの駅に行きましょう。
このときに身分を示す公的証明書の提示が求められます。
申請が完了すると、係員から再発行整理票を渡されます。これを紛失すると、新しいPasmoを受け取れないので、財布など絶対に無くさない場所にいれて大切に保管してください。
申請した翌日から14日以内に再発行整理票に記載されている取扱窓口に行く必要が
あります。そこで再発行整理票を係員に渡し、公的証明書を呈示します。
その際に、デポジット500円と手数料520円の計1020円を支払う必要があります。そうして新しいPasmo
が発行されます。
Pasmoを紛失したときの手続きに関する詳細を知りたい人は公式サイトにアクセスしてください。
モバイルPasmoに切り替えよう
カード型のPasmoは紛失すると追跡することはできません。その意味では、スマホと一体型になっている「モバイルPasmo」のほうがリスクは低いと言えるかもしれません。スマホを落としてしまうことはありますが、カードと比較すると位置情報をチェックできるので、見つかる可能性は高いと言えます。
また、万が一、Pasmoをなくしたとしても再発行の手続きさえすれば、記名式であれば残高を保護することが可能です。日常的に使うものですからなくしてしまうことはあり得ることです。その際の適切な対処法を把握しておくことで被害を最小限に止めることができるので、定期券など頻繁に利用する人は覚えておきましょう。
コメント