「青春18切符=未成年が使うもの」だと思っている人たちもいるかもしれません。実のところ、青春18切符は子どもから大人まで利用可能な切符なんです。青春は永遠というわけですね。とはいえ、これから利用を検討している人たちはルールを含めて基本的なことを知りたい方も多いはずです。
この記事では、「青春18切符に年齢制限はあるのか?」という疑問に言及しています。また、青春18切符の対象年齢や利用期限、乗車時の注意点も解説しているので、旅行を検討している人たちは参考にしてみてください。
青春18切符の概要
青春18切符は1982年(昭和57年)3月にJRがまだ「国鉄」と呼ばれていた頃、誕生しました。当初は、「青春18のびのびきっぷ」という名称で販売がスタートしています。最大の特徴は、日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、バス高速輸送システム(以下 BRT)およびJR西日本宮島フェリーが乗り降り自由に使えることです。
発売から40年以上経った今でも「安くて自由に旅ができる切符」として世代を超えて根強い人気を誇ります。実際に、青春18きっぷを利用して旅をした人の中には、「学生時代に友人と、北は青森、南は鹿児島まで、列車を乗り継いで旅をした」というエピソードも多くあります。
また、若者だけではなく、定年後に雑誌で見ていたあの場所へ時間をかけてのんびり鉄道旅を楽しむシニア世代や、お子様を連れてお得にご実家へ帰郷するご家族など、老若男女を問わずに利用されているのです。
青春18切符に年齢制限はあるのか?
さて、青春18切符に年齢制限はあるのでしょうか?
冒頭でも述べたように、青春18切符に年齢制限はありません。子どもから大人まで年齢に関係なく購入できます。「青春18」のネーミングはあくまでもコンセプトに過ぎないので安心してください。
とはいえ、年齢制限がないのにもかかわらず、どうして「青春」や「18」という若者を想起させる言葉が使われるようになったのでしょうか?
実のところ、当時、道路の整備や自動車の増加、航空整備などの影響により国鉄の利用状況は低下していました。「国鉄離れ」という言葉が広がるほど、利用者離れは深刻だったのです。国鉄は、なんとか学生や若者に鉄道旅行を習慣付けてもらいたいと、「青春18のびのびきっぷ」を企画したのでした。
主に春季・夏季・冬季の長期休暇に合わせて販売が行われているのも、若年世代の客層へのアプローチであると考えられます。ただ、章頭でお伝えしたとおり、年齢制限はございませんのでどなたでもお得に電車旅を楽しめます。

大人と子どもで料金は変わるのか?
青春18切符に年齢制限がない以上、対象年齢に制限はないと考えるのが普通です。ただ、「子どもと大人での料金体系に違いがあるのか?」という疑問を持っている方もいるはずです。
結論から言えば、青春18切符は子どもと大人の料金は同じなんです。JRの乗車券は、6歳以上12歳未満の子どもには「子ども料金」が適用されて、運賃が半額になります。しかし、青春18切符は「1枚あたり1人分」となり、年齢に関係なく同じ金額で扱われることになっています。
ただし、「大人1人につき幼児2名まで無料」というJRの規定は青春18切符にも適用されます。つまり、6歳未満の場合は、大人1名に対して子ども2名分まで乗車料金が無料になるのです。
「幼児」、「乳児」の運賃・料金「幼児」、「乳児」は無料ですが、次の場合は「こども」の運賃・料金が必要です。
(1)「おとな」または「こども」1人に同伴される「幼児」の人数が2人を超える場合(3人目から「こども」の運賃・料金が必要です)。
(2)「幼児」「乳児」が1人で指定席、グリーン席(自由席グリーン車を除く)、寝台等を利用する場合。
(3)「幼児」が単独で旅行する場合。
JR東日本『おとなとこども』より引用
青春18切符の利用期間
青春18きっぷは、日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、およびJR西日本宮島フェリーが連続する3日間または5日間乗り放題となるお得なきっぷです。このきっぷは、春・夏・冬の年3回、学生の長期休暇に合わせて発売・利用期間が設定されています。
例えば、2025年の発売・春季利用期間は以下の通りです:
- 春季
- 発売期間:2025年2月14日(金)~4月8日(火)
- 利用期間:2025年3月1日(土)~4月10日(木)
これらの情報は、JRグループの公式発表に基づいています。
青春18きっぷの利用期間が学生の長期休暇に合わせて設定されている理由は、学生の旅行需要が高まる時期に、多くの方に鉄道旅行を楽しんでもらうためです。この方針は、JRグループの公式リリースや各種報道からも確認できます。
最新の情報や詳細な利用条件については、JR各社の公式サイトや駅の窓口での案内をご確認ください。これにより、安心して青春18きっぷを活用した旅を計画することができます。
青春18切符を使う時に注意すべきこと
しかし、青春18切符を使うときには気をつけなければいけないこともあります。ご家族やご友人、大切な休暇に悔いを残らぬよう、大切なポイントを押さえておきましょう。ここを読み飛ばして「せっかくの旅行が台無しだよ・・・」なんてことの無いように、ぜひご一読ください。
注意1 乗れない車両がある
青春18きっぷは「JR線の普通・快速列車の普通車自由席」に適用されるため、以下の列車には乗車できません。
- 新幹線・特急列車・急行列車(特急券・急行券が必要)
- グリーン車指定席(自由席グリーン車を除く)
特急と普通列車が同じホームに到着する駅では間違えやすいため、乗車前に列車の種別を確認することをおすすめします。詳細はJR旅客案内ページをご確認ください。
注意2 長時間の移動になりやすい
青春18きっぷは普通列車・快速列車のみ利用可能なため、移動に時間がかかることが多いです。例えば、東京から京都まで普通列車で移動すると、約9時間かかります。事前に乗り換えルートや所要時間を調べて計画的に移動しましょう。
また、終電が早いローカル線では、途中で足止めされるリスクもあるため、時刻表を確認しながら計画を立てることが重要です。詳細な乗り換え情報については、JR時刻表サイトをご確認ください。
子どもから大人まで楽しめる切符!
青春18きっぷは、年齢に関係なく誰でも利用可能なお得な乗車券です。規定を守って利用すれば、旅の自由度が高まり、思い出に残る鉄道旅行を楽しむことができます。
- 大人も子どもも同じ料金で利用可能
- 発売期間・利用期間を確認して計画的に旅行しよう
- 特急・新幹線は乗れないので注意!
家族旅行や友人との思い出づくり、一人旅など、青春18きっぷにはそれぞれの旅ごとに特別な物語が生まれます。次の休みに、青春18きっぷを活用して新しい旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか?
最新の情報や詳細はJRグループ公式ページをご確認ください。
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