みなさんの中には、スマートEXにクレカを登録した際に、いきなり1円を請求されて驚いている人たちもいるかもしれません。この記事では、「スマートEXのご利用登録時に1円請求されるのはなぜ?」という疑問について考察しています。結論から言えば、1円請求はカード確認のための一時的なものなので心配無用です。その根拠と具体的な対処法を、公式情報を交えてご紹介していきます。
スマートEXのご利用登録時に1円請求されるのはなぜ?

スマートEXの会員登録時にクレジットカードへ1円の請求通知が来るのは、「登録したカードが有効で問題なく使えるか?」を確認するためです。この処理はクレジットカード業界で「1円オーソリ」と呼ばれるもので、カードの有効性をチェックする目的で少額決済を試行する仕組みです。
これにより、そのカードが「正常に利用可能であるか?」を事前に確認できるわけです。
これには主に2つの理由があります。まず不正利用の防止です。盗難カードや偽造カードなど第三者に悪用されたカード情報で登録が行われようとしていないか、1円程度のごく少額決済を通してチェックしています。次に利用限度額の確認です。
カード利用額が限度額いっぱいでないか、あるいは延滞など問題がないかをカード会社が確認し、後の本決済に備える意味があります。これらの理由から、スマートEXに限らず一部のオンラインサービスでは初回登録時に1円や数円の仮請求が行われるのです。
なお、この1円請求は実際にユーザーから料金を徴収するものではありません。1円請求の正体はカード認証のための仮の問い合わせであり、不正利用ではないので安心してください。
後から1円は戻ってくるのか?
結論から言えば、1円は後から戻ってきます。そもそもクレジットカードの場合は実際には引き落とされません。スマートEX公式のFAQによれば、カード登録時に1円の利用通知が来ることはあっても「クレジットカードの場合は、実際に引き落としが発生することはありません」と明言されています。
つまりクレジットカードであれば1円が請求されっぱなしになることはなく、利用明細上の1円はやがて消えます。
では、デビットカードやプリペイドカードを登録した場合はどうでしょうか。?
こちらは一時的に少額の引き落としが発生する場合があります。デビットカードは即時に口座から引き落としが行われる仕組みのため、1円が実際に残高から引かれることがありますが、後日自動的に返金されます。
返金のタイミングについてはカード発行会社によって異なります。加盟店(サービス)によっては即時にキャンセル処理(返金)が行われる場合もありますが、そうでなくても概ね数日〜60日程度で返金されるとされています。もし60日以上経っても返金が確認できない場合は、取引明細(支払いID等)を添えてカード会社に問い合わせるとよいでしょう。いずれにせよ、1円が永遠に取られてしまうことはありませんので安心してください。
カードの引き落としに失敗したらどうする?
スマートEX登録時の1円認証や、その後の決済がうまくいかない場合、いくつか考えられる原因と対処法があります。以下に主なポイントを整理します。
※ 原因は複数考えられます。下記を順に確認し、解決しない場合はカード会社またはスマートEXサポートへ相談してください。
項目 | 要旨 | 解説 | 参考 |
---|---|---|---|
登録不可のカードを使っていないか確認 | 既登録・非対応ブランド。 |
他アカウントやエクスプレス予約に既に登録済みのカードは利用不可。 Discoverブランドなど対応外ブランドも利用できない。 公式案内にある対応カード一覧を必ず確認。 |
faq.expy.jp / jr-central.co.jp |
3Dセキュア対応のカードか | 本人認証サービス必須。 |
スマートEXは3Dセキュア認証を導入。 カード自体が非対応なら利用不可。 対応カードでも、事前にパスワード/ワンタイム認証の設定が未完了だと失敗するため、発行会社サイトで設定を確認。 |
faq.expy.jp |
入力情報の誤りがないか | 番号・期限・コード。 |
カード番号/有効期限/セキュリティコードの入力ミスでエラーになる。特にセキュリティコード誤りは頻出。 住所・氏名などカード会社登録情報と一致しているかも確認。 |
qa.jrtours.co.jp |
カード会社側でブロックされていないか | 不正検知による一時停止。 |
稀に発行会社の不正検知システムにより取引がブロックされることがある。 この場合はカード会社コールセンターへ確認し、必要に応じ解除依頼を行う。 |
faq.expy.jp |
利用限度額や残高の不足 | 枠不足/残高不足。 |
クレジットカードの利用可能枠オーバーや、デビットカードの口座残高不足でも決済不可。 支払いで枠を回復する/カード会社へ増枠相談など対応が必要。 |
qa.jrtours.co.jp |
以上の点をチェックしても登録・決済がうまくいかない場合は、別のカードで試すのが早道です。それでも難しい場合はスマートEXサポート窓口に問い合わせることも検討してください。
いずれにせよ、エラー表示やカード会社からの通知内容を確認し、原因に応じた対処を行えば解決できるケースがほとんどです。
クレカ以外の支払い方法
スマートEXでは基本的にクレジットカードが必要ですが、「クレカを持っていないけど利用できないか?」という疑問もあります。結論としては、クレジットカード以外でスマートEXの決済を行う方法はほとんどありません。切符代金は予約時に登録したカードで即時決済される仕組みのため、現金払いやコンビニ払いには対応していません。
ただし、例外的に、Visa/Master/JCBなどのデビットカードやプリペイドカードでも利用自体は可能です。2022年5月よりJR東海はJCB発行のデビット・プリペイドカードについてスマートEXでの利用を公式に認めています。
デビット/プリペイドを使う場合の注意点として、前述の通りカード有効性確認時に一時的に少額が実際に引き落とされる、予約変更や払い戻しの際に一時的に二重引き落としや残高不足状態になる可能性がある、など決済の仕組み上の制約があります。これらの金額も最終的には調整・返金されますが、一時的に口座残高が減ることになるため煩わしい面があります。そうした理由から、可能であれば通常のクレジットカードで登録・決済することをおすすめします。
また、スマートEXではエクスプレス予約(プラスEX)に登録済みのカードは使えない仕様になっています。例えばJR東海のエクスプレス予約サービスで登録したクレジットカードをお持ちの場合、そのカードはスマートEX用には登録できませんのでご注意ください。
加えて、現在スマートEXで利用できないブランドもあります。JR公式によれば、「現在、Discoverブランドはご利用いただけません」とのことです。主要国際ブランドは概ね利用可能ですが、Discover系カードは対象外です。
「クレカなしでスマートEXを使いたい」というニーズに対して、一時期はVisaプリペイドカードの『バンドルカード』を利用する方法が紹介されていました。審査不要で作れるバンドルカードで代用すればクレカが無くても登録できるとして注目されましたが、2024年4月上旬よりスマートEXでバンドルカードは利用不可となっています。このようにプリペイドカード側のサービス変更等で使えなくなるケースもあるため、やはり安定してスマートEXを利用するには本人名義のクレジットカードを準備するのが確実です。
認証システムだから心配ない
スマートEX登録時の1円請求は、カード認証のための仕組みであり利用者に料金負担が発生するものではありません。小額決済を試すことでカードの有効性や安全性を確認する、クレジットカード業界では一般的な手続きです。
実際、カード会社から通知が来てもクレジットカードなら引き落としは行われず、デビットカードでも引き落とされた金額は後日きちんと返金されます。したがって「1円取られてしまった…」と心配する必要はありません。
万一この認証ができずエラーになる場合でも、原因を一つ一つ潰していけば必ず解決できます。対応カードの使用、3Dセキュアの設定確認、入力情報の見直し、カード会社への問い合わせなど適切に対処すれば、スマートEXを問題なく利用できるようになるでしょう。
便利なスマートEXサービスを安心して活用するためにも、今回解説した仕組みと対策をぜひ参考にしてください。カード認証の1円はあなたのカードと取引を守るための安全策ですので、理解した上で安心してスマートEXで新幹線の予約を楽しんでください。
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