Suicaのチャージはコンビニでできない?原因と対処法をわかりやすく解説

Suicaのチャージはコンビニでできない?原因と対処法をわかりやすく解説

「Suicaを使おう」と思った時に残高が少なくなっていたら不安を覚える人たちもいるはずです。いざという時にために気がついたらチャージしておくと安心ですよね。その際に、「コンビニでチャージできたら便利だな」と考えた方もいるかもしれません。実際のところ、Suicaはコンビニでチャージできるのでしょうか?

この記事では、「Suicaのチャージはコンビニでできないのか?」という疑問について考察しています。また、Suicaがコンビニでチャージできない要因と対処法もまとめているので、すぐにでも残高を増やしたいと考えている人たちは参考にしてみてください。

目次

Suicaのチャージはコンビニでできない?

結論から言えば、Suicaは原則として全国各地にあるコンビニでチャージできます。具体的には、次に挙げるコンビニでSuicaのデポジットを追加できます。

Suicaがチャージ可能なコンビニ一覧

  • セブンイレブン
  • ローソン
  • ファミリーマート
  • デイリーヤマザキ
  • ミニストップ

どのコンビニでも基本的には有人レジの現金決済でチャージできます。店員に「Suicaを〇〇円分チャージします」と伝えれば、その手続きを実行してくれます。

ただし、一度にチャージできる金額は10,000円でSuicaに入れておける上限金額は20,000円までなので注意してください。なお、駅内にある「NewDays」や「KIOSK」では500円からチャージできるので、細かい金額を入れておきたい人にはおすすめです。

Suicaをコンビニでチャージできない原因

しかしながら、何らかの不具合が原因でSuicaのチャージをコンビニではできないことがあります。ここでは、具体的に3つの要因に焦点を当てていきます。

原因1 チャージ上限を超えている

第1に、Suicaのチャージ上限を超えていることが原因であると考えられます

Suicaにチャージできる金額は最大20,000円までという制限があります。これに関しては、モバイルSuicaの公式HPでも次のように記載されています。

チャージ上限額は、Suica残高とあわせて20,000円です。

モバイルSuica公式HP『Suicaへのチャージ』より引用

したがって、コンビニでチャージする金額と残高を合わせてSuicaが20,000円以上になってしまう場合はうまくいかないので注意してください。

原因2 読み取りが機能していない

第2に、Suicaの読み取りが適切に機能していないことが原因であると推察されます

SuicaはNFC(近距離無線通信規格)という技術を通じてコンビニに設置されている読み取り機からチャージした金額の情報を受け取る仕様になっています。NFCはユニクロのセルフレジに設置されているようなRF-IDなどの類似製品と比べて読み取る範囲が広いわけではありません。

そのため、スマホやカードを読み取り機にちゃんとタッチしてないとチャージがされないおそれがあるのです。うまく機能しないときは店員に指示にしたがって適切な場所に近づけてください。

原因3 端末に不具合が発生している

第3に、モバイルSuicaが入っている端末に不具合が発生しているケースがあります

そもそも端末が物理的に故障している可能性があります。その場合は、コンビニだけではなく、券売機やATMでもチャージができないはずです。スマホは精密機械ですから落とした拍子に壊れてしまうこともあるのです。

あるいは、アプリそれ自体にトラブルが起きているのかもしれません。特に、古いバージョンのまま使い続けている人は最新版にアップデートしてください。アプリはバグの修正を反映するために更新されることもあります。だからこそ、旧バージョンを使うとチャージに悪影響をもたらす不具合を抱えたままになるおそれがあるのです。

Suicaをコンビニでチャージできないときの対処法

それでは、Suicaをコンビニでチャージできなかったときは、具体的にどうすればよいのでしょうか?

ここでは、大きく3つの方法を紹介します。

方法1 他のチャージ方法を試す

はじめに、コンビニ以外のチャージ方法を試してみましょう。

実際、Suicaへの入金には、いくつかの選択肢があります。

コンビニ以外でSuicaをチャージする方法

  • その1 カード対応している券売機を使う。
  • その2 セブンイレブンなどのATMを使用する。
  • その3 駅員にチャージしてもらう。
  • その4 モバイルSuicaやMySuicaのオートチャージ機能を利用する。

もし、コンビニ以外の手段でSuicaのチャージが実行できた場合、問題はコンビニにあると推察できます。その意味でも、別なチャージ方法を実行するのはトラブルの要因を特定する検証としても有効なのです。

方法2 切符を購入する

続いて、どの方法でもSuicaをチャージできないならば、いっそのこと切符を購入しましょう。

特に、急いでいるときはSuicaを無理に使おうとするのではなく、発想を転換して紙に切り替えるのも選択肢のひとつなのです。切符は物理的に確実な決済手段として存在し続けていますから、Suicaの代替になります。

ただし、切符の購入は現金が必要になるので注意してください。、

方法3 駅員に相談する

最後に、どのような手段を実行してもSuicaをチャージできずに困ったときは駅員に相談しましょう。

駅の窓口には利用者のトラブルを具体的に対応する仕組みが揃っています。例えば、Suicaをチャージすることはもちろん、現金での決済にも対応してくれます。

また、Suicaそれ自体が破損しているならば、再発行の手続きも実行できます。カードの再発行について具体的な手順を知りたい人は以下の記事をご覧ください。

モバイルSuicaのオートチャージが便利!

Suicaを毎度チャージするのは何かと面倒です。とりわけ、すぐに電車に乗らなければいけないのにもかかわらず、コンビニや券売機で物理的にチャージしていると、乗り遅れてしまう危険性もあるのです。

こうした問題を解決する選択肢のひとつとしては「モバイルSuica」を活用したオートチャージがあります。

オートチャージとは、Suicaの残額が設定した金額を下回ると改札の入出場時に自動的に指定した金額がチャージされる仕組みを意味しています。すなわち、オートチャージの設定が完了した瞬間に自分でSuicaをチャージする必要がなくなるのです。うっかりチャージし忘れたなんてこともないので安心です。

今後、モバイルSuicaが主流になっていくと自動でチャージする人たちが増えるため、コンビニでSuicaの残高を増やすことができなくても関係ないとは言えます。冷静に考えると、コンビニでのチャージにこだわる意味もありませんから、手段を変えてチャージすることを推奨します。

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この記事を書いた人

IKITECH編集部は交通(電車・SUICA・新幹線・飛行機)や郵便などの生活インフラを専門領域に記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。生活インフラ分野に知見のあるライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

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