Suicaを落としたらどうする?電話がくる可能性や止める方法の有無を解説

Suicaを落としたらどうする?電話がくる可能性や止める方法の有無を解説

みなさんのなかには、カードタイプのSuicaを落として困っている人たちもいるはずです。定期はもちろん、残高がそれなりに残っている場合、是が非でも発見したいですよね。

Suicaを落としてしまったら、まず最寄りの駅の窓口やバス営業所に行くことが最善の対応です。窓口で紛失の申告をすれば、カードの利用を停止し、第三者による不正利用を防げます。

記名式や定期券付きのSuicaであれば、チャージ残高や定期券情報を引き継いで再発行してもらえるためご安心ください。本記事ではSuicaを紛失したときの具体的な対処法や注意点を分かりやすく解説します。

目次

Suicaを落としたらどうする?

さて、Suicaを落としたら、具体的にどうすればよいのでしょうか?

ここでは、Suicaの種類ごとに紛失時の適切な対処法を紹介します。

その1 記名式のSuicaを落とした場合

第1に、自分の名前が印字されている「記名式Suica」を落とした場合は、すぐにJR東日本が管轄している駅に設置されている「みどりの窓口」あるいは新幹線の窓口に行って紛失したカードの利用停止手続きを行いましょう。その申請が完了した時点でチャージ残高が保障されます。

裏を返すと、Suicaの利用停止手続きを完了するまでは、第三者に不正利用された分の金額は保障されないわけです。そのため、放置する期間が長引くほど損失を被るリスクが高くなりますから、Suicaを速やかに停止しましょう。

カードの利用停止手続きが終わったら、再発行の手配を実施します。その際には、身分証明が必要になるので、以下の本人確認書類を持参することを忘れないように気をつけてください。

いずれも有効期間内の原本をお持ちいただきますようお願いいたします。
・運転免許証
・健康保険証
・パスポート
・国民年金手帳
・特別永住者証明書
・在留カード
・障害者手帳
・印鑑登録証明書
・写真のある学生証や社員(職員)証
・マイナンバーカード
・国民年金・厚生年金・船員保険等の年金証書
・共済年金・恩給等の証書
・公の機関が発行した写真のある証明書(例:医師の資格証明書等)

JR東日本『定期券やMy Suica(記名式)の払いもどし、紛失再発行時に使用できる本人確認書類にはどのようなものがありますか。』より引用

窓口でカード番号を伝えれば、再発行の手続きがスムーズです。カード番号はSuica裏面に記載された、JEから始まる17桁の番号です。モバイルSuicaのアプリと連携している方はスマホからも番号の確認ができます。

新しいカードの発行は翌日以降となるためご注意ください。再発行の手続きが完了して14日以内に受け取りに行かないと、再度手続きしなければいけないので注意してください。

その2 無記名式のSuicaを落とした場合

第2に、無記名式のSuicaを落とした場合は持ち主にできることはほとんどないのが現実です。なぜなら、無記名式のSuicaは残高を保障する仕組みがないので、窓口に行っても新しくSuicaを作り直す以外にやることがないのです。

もし、Suicaを入れていたカードフォルダーや財布ごと落としたのであれば、紛失したと考えられる場所の近くにある交番に行って、警察官に遺失物の特徴を伝えて手続きをしてください。運が良ければ見つかる可能性があります。

Suicaを拾った人から電話がくる可能性はある?

なお、どこかに落としてしまったSuicaを拾った人から電話がくる可能性はあるのでしょうか?

残念ながら、記名式並びに無記名式のSuicaは電話番号を印字する仕様になっていないので、拾った人から電話がかかってくることは基本的にないと考えられます

JR東日本公式HP『購入方法』より引用

特に、無記名式のSuicaは個人情報が一切登録されていないので、紛失したカードと所有者を結びつけることができません。カード単体だけを落としてしまった場合、現実的に諦めるしかないおそれがあります。

落としたときのために、電話番号を印刷したテープを貼っている人もいます。

Suicaを勝手に使われたらどうする?

もし、紛失したSuicaを勝手に使われたらどうすればよいのでしょうか?

残念ながら、無記名式のSuicaに関しては拾った人に使われたとしても、その事実を把握する術がありません。無論、他人が落としたSuicaを勝手に利用するのは犯罪行為であるわけですが、カードそれ自体に個人情報が登録されていない以上、所有者を確かめることはできないのです。

また、記名式のSuica関してはカードの利用停止手続きが完了するまでは、第三者によって不正利用されたとしても保障はありません。すなわち、手続き前に使われてしまったチャージ金額については諦めるしかないのが実情です。したがって、身分証明書を持ってとにかく駅の窓口に行ってください。

特に、クレカと連携してオートチャージ機能を使っている場合は、被害が大きくなるおそれがあります。Suicaは乗車券の購入以外に買い物の決済でも使えます。後日、とんでもない請求に悩まされないためにも、利用停止の手続きを最優先してください。

記名式Suicaには止める方法がある

落としたSuicaの利用を止められるのはMySuicaと呼ばれる記名式のタイプだけです。けれども、無記名式Suicaは紛失しても決済を止める手段はありません。要は、現金を落としたのと同じなわけです。したがって、家族と共有して使うなどの特別な事情がないのであれば、記名式のSuicaを発行することを推奨します。

また、モバイルSuicaを活用すれば、カードをなくす心配はありません。スマホはGPS機能など位置情報を特定する仕組みもありますから、カードと比べて落としたとしても見つかる可能性が比較的に高いというメリットもあります。これを機会にモバイルSuicaに切り替えてみるのもよいかもしれません。

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この記事を書いた人

IKITECH編集部は交通(電車・SUICA・新幹線・飛行機)や郵便などの生活インフラを専門領域に記事形式で情報を伝達するプロフェッショナル集団です。生活インフラ分野に知見のあるライター、編集者、研究者、校閲者から構成されたチームで記事を制作しています。

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