Suicaは大阪で使える?西日本で使えない県の有無や注意点も解説

Suicaは大阪で使える?西日本で使えない県の有無や注意点も解説

みなさんのなかには、長期休暇で大阪に旅行する計画を立てている人たちもいるはずです。その際に、電車やバスなどの交通手段の決済で「Suicaで利用しよう」と考えている方もいるでしょう。

しかしながら、IcokaやPitapaが主流の関西圏で、Suicaの利用可否について事前にちゃんと知っておきたいですよね。

この記事では、「Suicaは大阪で使えるのか?」という疑問についてまとめています。また、西日本で使えない県の有無や利用上の注意点も紹介しているので、これから大阪に旅行する予定の人は参考にしてみてください。

Suicaは大阪で使える?

さて、SUICAは大阪府内の公共交通機関を利用する際の決済手段として使えるのでしょうか?

結論から言えば、SUICAは大阪府内で利用可能な交通インフラの決済手段として使えます。原則として、IcocaやPitapaに対応している電車や路線バスならば、Suicaでも問題なく支払いできます。わざわざICカードを購入する必要はないので安心してください。

ただし、交通機関がICカードによる決済に対応していない場合は、Suicaが使用できないので注意してください。大阪府内で言うと、2024年12月現在は以下の駅ではまだICカードが導入されていないので、Suicaを使用できません。

大阪府内でSuicaが使えない駅一覧

  • JR播但線・寺前~和田山間
  • JR山陰本線・城崎温泉~胡麻間
  • JR舞鶴線・福知山~東舞鶴間
  • 信楽高原鐵道

西日本でSuicaを使えない県

なお、西日本でSuicaを使えない県は存在するのでしょうか?

嬉しいことに、Suicaをはじめ交通系ICカードは全国の相互利用が可能です。そのため、交通系ICカードそれ自体に対応していない駅を除いて、西日本各地でSuicaを利用できます。これに関しては、JR東日本の公式サイトでも次のように記載されています。

全国相互利用サービスは、お手持ちの1枚のKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけんにより、各サービスエリア内における鉄道・バス及び加盟店等の利用が可能となるサービスです。
首都圏のPASMOエリアのほか、JR北海道のKitacaエリア、名鉄、名古屋市交通局のmanacaエリア、JR東海のTOICAエリア、スルッとKANSAI協議会加盟社局のPiTaPaエリア、JR西日本のICOCAエリア、JR九州のSUGOCAエリア、西鉄等のnimocaエリア、福岡市交通局のはやかけんエリアの鉄道、バス、お店でご利用いただけます。
Suica 1枚で、「タッチ&ゴー」によりご乗車ください。

JR東日本公式サイト『全国相互利用サービスとはどのようなサービスですか。』より引用

全国相互利用サービスが浸透したことで、交通系ICカードは地域性こそあるものの、どのブランドでも利便性に大差がない状態になりました。利用者からすれば、SuicaやICOCAなどの何かしらの交通系ICサービスを使っていさえすれば、移動時の決済に困らないわけです。

Suicaを大阪で使用するときの注意点

なお、Suicaを大阪をはじめ西日本で使用するときには、注意しなければいけない点があります。

注意1 エリアまたぎができない

第1に、Suicaをはじめ各地域の交通系ICカードはエリアまたぎができません。

「エリアまたぎ」とは、Suicaで決済可能な交通範囲を超えた地域を経由して移動することを意味しています。具体的に言えば、JR西日本エリアの大阪駅でSuicaを使って入場してから、JR東海道エリアの沼津駅で出場するといった使い方が「エリアまたぎ」に相当します。

その場合は、一度改札を出て決済しないといけないので気をつけましょう。この詳細につきましては、以下の記事を参照してください。

注意2 ポイント還元に影響が出る

第2に、各地域ごとに交通系ICカードのポイント発行主体が異なります。特に、西日本はICOCAに紐づくWESTER POINTが主流なので、Suicaで買い物してもポイントがもらえないケースがあるのです。そのため、経済的に少しでもお得に使いたいという人たちは地域ごとに交通系ICカードを使い分けることを推奨します。

ポイント還元は日々の積み重ねて、気がつくと数万円から数十万円の節約をもたらすことがあります。使用するICカードが異なるだけで、実質的な割引が起きるのですから賢く利用したいところです。

基本的に全国で使える

Suicaなどの交通系ICカードは全国相互利用サービスが解禁されて以降、どこでも利用できるようになりました。

冷静に考えると、地域ごとに使えないブランドがあると、出張をはじめとする長距離移動を目的とした利用に支障をきたしますよね。その意味では、全国で使える仕様が当たり前であると言ってよいでしょう。

もちろん、交通系ICカードに対応していない田舎の駅では使えませんが、大阪をはじめとする西日本の大半で利用できるので心配しないでください。

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