Suicaのポイントがコンビニでたまらないのはなぜ?対処法や注意点

Suicaのポイントがコンビニでたまらないのはなぜ?対処法や注意点

Suicaでポイントをためるには「JRE POINT WEBサイトへの登録」が必須であり、さらにポイントがたまる加盟店とたまらない店舗があるという複雑な仕組みが存在します。

また、コンビニでもセブンイレブンやファミリーマートなどの大手コンビニチェーンでは、一般的にはSuicaでのポイント付与対象外となっているのが現状です。一方で、駅ナカコンビニの「NewDays」では、JRE POINTに登録したSuicaでの支払いで200円(税込)につき1ポイントがたまります。

本記事ではコンビニでSuicaを利用する際の重要な注意点について詳しく解説します。正しい知識を身につけることで、Suicaをより効果的に活用できるようになるでしょう。

目次

コンビニでSuicaを使ったらポイントはたまるの?

結論から申し上げると、多くのコンビニではSuicaを使ってもJRE POINTはたまりません

 ただし、駅ナカコンビニの「NewDays」および「NewDays KIOSK」では、JRE POINTに登録したSuicaでお買い物をすると200円(税込)につき1ポイントがたまります。

JR東日本クロスステーションが運営するNewDaysでは、事前にJRE POINTへのSuicaの登録が必要になりますが、登録済みのSuicaで支払いを行うことでポイントを獲得できます。2024年7月からは、NewDaysアプリとJRE POINTの連携サービスも開始され、より便利にポイントを活用できるようになりました。

一方、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップといった大手コンビニチェーンでは、Suicaでの支払いに対するJRE POINTの付与は行われていません

これらの店舗では、Suicaは決済手段としてのみ機能し、ポイントサービスについては各コンビニ独自のポイントシステム(Tポイント、Pontaポイント、dポイントなど)を利用する必要があります。

また、駅ビル内のファミリーマートなど、立地によっては同じコンビニチェーンでもポイント付与の対象外となる場合があります。シャポー小岩内のファミリーマートは、JRE POINTのSuica型対象外ショップとして明示されており、このような例外的な店舗も存在します。

Suicaのポイントがコンビニでたまらないのはなぜ?

Suicaのポイントがコンビニでたまらない主な原因は3つあります。

これから各原因について詳しく説明していきます。

原因1:JRE POINT WEBサイトに登録していない

最も多い原因は、JRE POINT WEBサイトにSuicaを登録していないことです Suicaを持っているだけでは、どこで使ってもポイントはたまりません。

JR東日本の公式サイトでは、「Suicaを使っているだけではポイントはたまらないため、必ず会員登録とカード連携を済ませましょう」と明記されています。JRE POINT WEBサイトへの登録は無料で行うことができ、入会金や年会費は一切かかりません。

登録手順は以下の通りです。

  1. JRE POINT WEBサイトで新規会員登録を行う
  2. メール認証を完了させる
  3. 利用しているSuicaのID番号を登録する
  4. 登録完了後、対象店舗での利用でポイントがたまるようになる

モバイルSuicaの場合は、モバイルSuicaアプリではなく、JRE POINT WEBサイトから登録手続きを行う必要があります。また、機種変更や端末交換でSuica ID番号が変更された場合は、改めてJRE POINTへの登録が必要になるため注意が必要です。

原因2:ポイント付与対象の加盟店ではない

2つ目の原因は、利用したコンビニがJRE POINTの加盟店ではないことです 前述の通り、大手コンビニチェーンの多くはJRE POINTの加盟店ではありません。

JRE POINTがたまるコンビニは、主に以下の店舗に限定されています。

  • NewDays(JR東日本エリアの駅ナカコンビニ)
  • NewDays KIOSK
  • 一部の駅ビル内コンビニ(ただし、同じチェーンでも対象外の店舗あり)

セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなどでは、Suicaを決済手段として利用できますが、JRE POINTの付与は行われません。これらの店舗では、それぞれ独自のポイントシステム(nanaco、Tポイント、Pontaポイント、WAONポイントなど)を採用しているためです。

駅ビル内の店舗であっても、フランチャイズの関係でJRE POINTの加盟店になっていない場合があります。このため、利用前に店舗入口に掲示されている「JRE POINT加盟店」のマークを確認することが重要です。

原因3:Suicaの種類や利用方法に問題がある

3つ目の原因は、利用しているSuicaの種類や支払い方法に問題があることです JRE POINTに登録できないSuicaや、ポイント付与対象外の商品があります。

JRE POINTに登録できないSuicaは以下の通りです。

  • 無記名Suica(記名式への変更が必要)
  • 一部の特殊なSuica
  • 障がい者用Suica(介護者用を除く)

また、登録済みのSuicaを使用していても、以下の商品・サービスはポイント付与の対象外となります。

  • たばこ
  • 商品券、ギフト券
  • 切手、印紙等の金券類
  • 公共料金の支払い
  • プリペイドカード
  • 自動販売機での購入
  • 免税販売品

NewDaysでも、「たばこ・雑誌・書籍・新聞・郵券類(Suicaカード・チケット類・プリペイドカードなど)・公共料金などの収納代行・Suicaチャージ・サービス品等」はポイント付与の対象外です。これらの商品を購入した場合、Suicaで支払いはできますが、JRE POINTは付与されません。

コンビニでSuicaのポイントをためる方法

コンビニでSuicaのポイントを効果的にためるには、以下の方法を活用することが重要です。

まず、NewDaysおよびNewDays KIOSKを積極的に利用することが最も確実な方法です。JRE POINTに登録済みのSuicaでお買い物をすると、200円(税込)につき1ポイントがたまります。NewDaysは駅ナカに設置されているため、通勤・通学の際に利用しやすい立地にあります。

NewDaysアプリとJRE POINTを連携させることで、さらにお得にポイントを活用できます。2024年7月から開始されたサービスでは、JRE POINT交換クーポンを利用したり、JRE POINTスクラッチにチャレンジしたりできるようになりました。50ポイントではずれなしのスクラッチでは、150円、100円、50円のお買い物クーポンが必ずもらえます。

ビューカードを活用したチャージでポイントを二重取りする方法も効果的です。ビューカードでSuicaにチャージすると1.5%のJRE POINTが還元され、さらにJRE POINT加盟店で利用すると利用ポイントも獲得できます。例えば、ビューカードで10,000円チャージすると150ポイント獲得し、NewDaysで10,000円利用すると50ポイント獲得できるため、合計200ポイント(実質2.0%還元)となります。

モバイルSuicaを利用することで、より効率的にポイントをためることも可能です。モバイルSuicaなら、Suicaのチャージ残高でJR東日本エリアの電車に乗ると200円で1ポイントのところ、50円ごとに1ポイントがたまります。また、モバイルSuica定期券の購入でも50円ごとに1ポイントが付与されます。

コンビニでSuicaを使う時の注意点

コンビニでSuicaを利用する際は、以下の3つの重要な注意点があります。これから各注意点について詳しく説明していきます。

注意1:ポイント付与対象外商品の存在

コンビニでSuicaを使用する際は、ポイント付与対象外の商品があることに注意が必要です。 特にNewDaysなどのJRE POINT加盟店であっても、すべての商品がポイント対象ではありません。

JRE POINT加盟店でポイント付与対象外となる主な商品は以下の通りです:

  • たばこ
  • 雑誌・書籍・新聞
  • 切手・印紙・郵券類
  • Suicaカード・チケット類・プリペイドカード
  • 公共料金などの収納代行
  • Suicaチャージ
  • サービス品等(コピーサービス・宅配便など)
  • カプセルトイ等(機械で販売している商品)
  • レジ袋等

これらの商品は、Suicaで支払うことは可能ですが、JRE POINTは付与されません。特に公共料金の支払いについては、多くの方が「ポイントがたまる」と誤解されがちですが、実際にはポイント対象外です。

また、免税販売品についても「JRE POINTは国内在住の方向けのサービス」のため対象外となっています。一部催事でのお買い上げや、店舗が指定するポイント対象外商品・サービスについても注意が必要です。

注意2:店舗によるポイントシステムの違い

2つ目の注意点は、同じコンビニチェーンでも立地や運営形態によってポイントシステムが異なることです。 特に駅ビル内の店舗では、複雑なポイント付与ルールが存在します。

例えば、シャポー小岩内のファミリーマートは「JRE POINT対象外ショップ」として明示されており、同じファミリーマートでもJRE POINTがたまらない店舗があります。このような例外的な店舗は、フランチャイズの契約内容や立地の特性によって決まります。

また、過去にはサークルKサンクスで独自のポイントシステム「カルポイント」とSuicaが連携したサービスがありましたが、店舗の統廃合により現在は利用できません。このように、コンビニ業界の再編により、以前は利用できたポイントサービスが廃止される場合もあります。

各店舗のポイントシステムを正確に把握するには、店舗入口のマークを確認することが重要です。「JRE POINT加盟店」のマークがある店舗では、JRE POINTカードの提示またはJRE POINTに登録したSuicaの利用でポイントがたまります。

注意3:チャージと決済のポイント還元率の違い

3つ目の注意点は、Suicaチャージ時と決済時でポイント還元率が大きく異なることです。 特にビューカード以外のクレジットカードを使用する場合、十分な注意が必要です。

ビューカードでSuicaにチャージする場合、1.5%の高還元率でJRE POINTが付与されます。一方、一般的なクレジットカードでSuicaにチャージしても、基本的にはポイントは付与されません。楽天カードなど一部のクレジットカードでは、モバイルSuicaへのチャージでポイントが付与されるものもありますが、還元率は0.5%程度と低くなります。

コンビニでの現金チャージについては、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなどで手数料無料で利用できますが、ポイント還元はありません。ただし、ローソンでは「Suitto」アプリを利用することで、提携銀行口座から手数料無料でモバイルSuicaにチャージできるサービスを提供しています。

最も効率的なポイント活用方法は、ビューカードでSuicaにチャージ(1.5%還元)し、NewDaysなどのJRE POINT加盟店で利用する(0.5%還元)ことで、合計2.0%の還元率を実現することです。この方法により、コンビニでの買い物を最大限お得にすることができます。

まとめ:まずはポイントの利用規約を確認しよう

Suicaのポイントがコンビニでたまらない主な原因は、JRE POINT WEBサイトへの未登録、ポイント加盟店以外での利用、対象外商品の購入という3つです。特に多くの大手コンビニチェーン(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなど)では、Suicaでの支払いに対するJRE POINTの付与は行われていません。

一方、駅ナカコンビニのNewDaysでは、JRE POINTに登録したSuicaで200円(税込)につき1ポイントがたまり、NewDaysアプリとの連携によりさらにお得にポイントを活用できます。また、ビューカードを活用したチャージと組み合わせることで、最大2.0%の還元率を実現することも可能です。

コンビニでSuicaを利用する際は、ポイント付与対象外商品(たばこ、公共料金、金券類など)の存在、店舗によるポイントシステムの違い、チャージと決済の還元率の違いに注意する必要があります。

最も重要なのは、JRE POINTの利用規約を事前に確認し、自分の利用パターンに最適なポイント活用方法を見つけることです。 JR東日本の公式サイトやJRE POINT WEBサイトでは、加盟店情報やポイント付与ルールが詳しく説明されているため、定期的に確認することをおすすめします。また、コンビニ業界の再編や新サービスの導入により、ポイントシステムは変化する可能性があるため、最新情報を常にチェックしておくことが賢明です。

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